「好意的に受け止められているのなら良かった」

　多忙ななかでもイラストを描くのは、「防犯に関する注意喚起は、地域住民の安全な暮らしにつながる重要な情報ですが、堅苦しい内容になりがちで、なかなか関心を持ってもらえないと感じることがあるからです」と明かす山口さん。

　まずは見る人に関心を持ってもらうことを意識しているといい、そのために工夫を重ねることがモチベーションになっていると、笑顔で語ります。

「注意喚起にコミカルなイラストを添えることで、『警察が何か変わったイラストを載せている』と関心を引くことができれば、併せて注意喚起の内容も見てもらえるかもしれないと考えています。作品を見て笑ってもらえているなら、うれしいです」

　SNSを通じて全国から大きな反響があることについては、とても驚いているそう。

「試行錯誤しているなかで、多くの人に好意的に受け止められているのなら良かったと感じています」

　そして、今後の活動についても、前向きな思いを語ってくれました。

「創意工夫を凝らし、多くの人の目に留まるイラストを駆使した広報活動に努めたいです。警察が地域住民の安心安全を確保するために取り組んでいる広報・啓発活動の一端として、これからも活躍していきたいと思います」

　コミカルでクスッと笑えるのに、日々の安全や防犯への意識を高めてくれる山口さんのイラスト。また新たな作品を見られるのが、楽しみですね。

（Hint-Pot編集部）