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玄関ドアの意外な盲点 カギをかけただけでは防犯対策は不十分 空き巣の手口を不動産会社が注意喚起
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もうすぐ夏休みシーズン。旅行や帰省などで、家を空ける時間が増える時期です。きちんと施錠をしていても、防犯対策は完璧といえないかもしれません。愛知県の不動産会社・株式会社CaNowHOMEは、公式TikTokアカウント(@canowhome_tokai)で、玄関ドアの意外な盲点について注意を呼びかけています。
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サムターン回しに注意
カギをきちんと閉めたからといって、安心して出かけていませんか? 同社が紹介したのは「サムターン回し」と呼ばれる空き巣の手口です。
サムターンとは、玄関ドアでよく使われている、内側にあるカギのつまみ部分のこと。つまみを水平や垂直に回すことで施錠・解錠できる仕組みですが、このシンプルさが思わぬ落とし穴になることがあります。
なんと、ドアスコープから特殊な工具を差し入れたり、ドアの隙間から針金を入れたりして外側からサムターンを直接回し、不正解錠する手口があるそうです。この方法をサムターン回しといいます。同社は「何もしないと本当に簡単に開けられちゃう」と注意を促しました。
100円ショップのグッズでも対策できる
では、どうすれば防げるのでしょうか。動画ではまず、サムターンを簡単に取りはずせるタイプであれば、外出時に取りはずしておくことがひとつの対策になると紹介されています。スマートロックなどの電子キーも効果的です。

また、お金をかけたくない場合は、100円ショップやホームセンターで手に入るサムターンカバーの使用がおすすめだそう。「必ずつけてほしいです。それがないとドアというのは思ったより簡単に開いてしまうので」と警鐘を鳴らしています。
玄関のカギは、かけたから安心ではありません。外出が増えるこれからの時期、見落としがちなドアの防犯対策もしっかりとしたいですね。
(Hint-Pot編集部)