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「反応が鈍いときは、迷わず119番して」 熱中症に注意 消防署が教える「2秒でできる脱水チェック」とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

熱中症の原因になる脱水。チェックする方法とは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
熱中症の原因になる脱水。チェックする方法とは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 熱中症による救急搬送は、年々増加傾向にあります。防災に関する情報を発信している、尼崎市消防局は公式インスタグラムアカウント(amagasaki.119.fd)で、「2秒でできる脱水チェック」を紹介。簡単にできる、脱水の早期発見法を伝えています。

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「簡単にできる脱水チェック方法」

 熱中症は軽度で済むこともありますが、重症化すると命に関わる危険性があります。また、重い後遺症が出ることもあり、とくに高齢者や子ども、基礎疾患がある方々は注意が必要です。そこで、脱水症の予防や早期発見がとても重要なステップになります。

 動画では「2秒でできる脱水チェック」と題して、脱水症になっていないか簡単に確認する方法を紹介しています。

【方法】
1. 手の甲を、ハンカチを拾い上げるようにつまみ上げてすぐに離す
2. つまんだ跡が消えるまでに何秒かかるかをチェックする

 これは「ツルゴール反応」といって、皮膚の弾力性をみる検査です。正常な場合、つまんだ跡は2秒以内に元の状態に戻ります。

 もし3秒以上かかる場合は、脱水症が進行している可能性があるため、早急に水分補給を行ってください。さらに、「脱水が進行し、反応が鈍いときは、迷わず119番して」ほしいとのこと。最後は「熱中症で救急搬送される方が増加しています 早めの水分補給で夏を乗り切りましょう!」と呼びかけました。

 投稿のコメント欄には「今の時期に役立つ情報ありがとうございます」「毎日チェックしますね」など、感謝の声が寄せられています。

 この方法はあくまで目安であり、脱水症かどうかは、ほかの症状と合わせて総合的に判断する必要があります。2秒以内に戻ったからといって、脱水ではないと過信せず、心配な場合は早めに医療機関にかかりましょう。

(Hint-Pot編集部)