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「むしろ今までなんでやっていなかったのか」 長崎県警察の熱中症対策への理解呼びかけが話題に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

24時間365日、市民の安全を守る警察官(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
24時間365日、市民の安全を守る警察官(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

「猛暑がやってくる! しかし、警察官は倒れるわけにはいかない!」。そんなコメントで始まるのは、長崎県警察本部の公式X(ツイッター)アカウント(@NPP_kikaku)による、警察官の夏場における熱中症対策を周知する投稿です。6月にもかかわらず各地で真夏日や猛暑日を記録しているなか、熱中症対策グッズ使用などに理解と協力を求めたこの投稿には、5000件以上の“いいね”が寄せられ、注目を集めています。

 ◇ ◇ ◇

熱中症対策に理解を求める投稿に大反響

 長崎県警が投稿したのは、真夏の過酷な勤務環境に備えた警察官の熱中症対策について、理解を求める呼びかけでした。

「ネックリング等の熱中症対策アイテムを活用
 こまめな水分補給
 コンビニで水分等を購入
 目を守るサングラス着用
 万全な体調で活動できるよう、ご理解ご協力をお願いします!」

 添えられた写真には、ネックリングやサングラスを装着し、ペットボトル飲料を飲む警察官の姿が写っています。

 気温や天候にかかわらず、交通整理や巡回業務など、警察官の職務は体力的な負担が大きく、制服には各種装備を携行するための装備ベルトや、必要に応じて防刃チョッキなども身につけるため、警察官の装備は熱中症のリスクが高いといえます。体調管理をしながら職務にあたることは、警察官自身の健康はもちろん、市民の安全を守るうえでも重要な取り組みといえるでしょう。

 投稿には、5000件以上の“いいね”が寄せられ、リプライ(返信)には、「むしろ今までなんでやっていなかったのか」「当たり前のことだよなぁ!」「警察官も、自衛隊も、水分補給やコンビニでの買い物をどんどんしてください」「全国の警察署で推奨されるべきだと思っております」「応援したいし、警察署にも差し入れ持っていきたい!」といった、理解や支持の声が寄せられました。

 これまでも、各地の公的機関による同様の発信が、たびたび話題に。名古屋市消防局は「救急車がコンビニなどに立ち寄り、飲料水を購入することがある」と投稿し、山梨県警も制服を着た警察官がコンビニエンスストアに立ち寄り、飲食物を購入することがあると周知し、暑さ対策の一環として市民への理解を求めています。

 多くの支持が寄せられているように、こうした理解を促す呼びかけがなくても、当たり前の光景として認知が広がると良いですね。

(Hint-Pot編集部)