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「日本人のネーミング天才すぎ」 フランス人がセンスにしびれた 落ちているセミの呼び方
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夏になるとよく見かけるのが、力尽きて地面に落ちているセミ。死骸だと思ってその近くを通ったところ、突然激しく動き出して驚いたという経験をした人は少なくないでしょう。日本在住7年目のフランス人YouTuber、オレリアン・プダさんは先日、ベランダでいわゆる“セミ爆弾”に遭遇。すると、妻のことみさんからあるひと言をかけられて、日本人の「ネーミングセンス天才すぎ」と驚いたそうです。
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「なんだセミファイナルか」
オレリアンさんは先日、自宅のベランダで力尽きた様子のセミを発見しました。そこで、「せめて土の方へ移動させてあげよう」と思いセミに近づくと、ジーーーー!! と音を立ててとんでもない勢いで暴れ出したそうです。
思わず悲鳴を上げて飛び上がってしまったというオレリアンさん。妻のことみさんはその一部始終を横目で見ていました。そして、驚きのひと言を言い放ったそうです。
「なんだセミファイナルか」
セミが最期を迎える直前のあがきを、英語でファイナルの直前を表す「セミファイナル」にかけたブラックユーモアたっぷりの言葉。オレリアンさんはそのことに気がつき「日本人のネーミングセンス天才すぎやしないか」と感動したそうです。
実はセミファイナルは10年以上前から使われているネットスラング。その成り立ちには諸説ありますが、語感の良さから瞬く間に広まったようです。
ことみさんとのやりとりを綴ったX(ツイッター)投稿は反響を呼び、2.4万件もの“いいね”が。またリプライ(返信)には、「クオリティ高い返しだ! 素晴らしい」「ことみさんがプロ、オレちゃんがセミプロだね」「奥さま最高」など、ウィットに富んだことみさんの切り返しに称賛が寄せられています。
ちなみに、セミファイナル状態のセミの生死を見極めるには、脚の開き具合を見るといいそう。開いていると暴れ出すことが多いようです。目安にしてみると、今年はセミファイナルに驚かされることが少なくなるかもしれませんよ。
(Hint-Pot編集部)