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小型犬なのに「実は大きさが足りないことも…」 愛犬のペットシート選び 勘違いが生む意外な盲点とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

小型犬でもレギュラーサイズでは小さい場合が

 また、ペットシートは、レギュラー、ワイド、スーパーワイドと、犬種や体格に合わせてサイズを選ぶのが基本です。しかし、愛犬のトイレスペースに対して、小さめのペットシートを複数枚敷き、使った部分だけ交換するという飼い主さんも。担当者さんは具体的な例を挙げ、こう指摘します。

「たとえばワイドトレーに、レギュラーサイズのペットシートを2枚入れて使う場合、どうしても継ぎ目ができ、そこから漏れてしまう可能性があります。正しい状態で使わないと汚れやすいので、トレーに対応した大きさのシートをご利用いただいたほうが良いですね」

 さらに、有効活用を目的としたわけではないものの、飼い主さんが犬種の特性と合わないサイズを選んでしまっているケースもあるそう。

「ダックスフンドは小型犬ですが胴が長いため、レギュラーサイズですと、実は大きさが足りないことも考えられます。胴が長い、足が長いといったわんちゃんの場合は、小型犬といった分類ではなく、特性に合ったサイズを選んであげてください」

 つい小型犬用や中型犬用といった目安で考えてしまいがちですが、犬種ごとの特性や体型に目を向けることは、快適なトイレ環境づくりに欠かせないポイントかもしれません。こうした多様なニーズを把握するため、同社では実際に使用テストを行い、年に800頭ほどを調査して、商品づくりに生かしているそうです。

足を上げてするわんちゃんのために、壁にペットシーツを貼る飼い主さんも(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
足を上げてするわんちゃんのために、壁にペットシーツを貼る飼い主さんも(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 たとえば、足を上げておしっこをするわんちゃん向けの製品を開発する際は、どのように足を上げるのか、高さはどのくらいかといった動きを実際に調べています。人気製品のひとつ「デオシート 足上げワンちゃん用 壁貼りガード」は、そうした調査や声をもとに生まれた製品のひとつです。リビングなど、家族が集まる空間がわんちゃんの居場所になっているケースが多かったため、見た目にもなじみやすいデザインを意識しているといいます。

ゴミの量や、暑さで気になる臭いの問題も

 飼い主さんたちがペットシートを繰り返し使いたい理由は、節約だけではありません。使用済みペットシートのゴミがかさばることや、これからの季節、とくに気になる臭いも、多くの飼い主さんが抱える悩みのひとつです。

 自治体によって異なりますが、一般家庭の燃えるゴミの収集は週2回程度。その間、使用済みのシートを自宅で保管しておく必要があります。大量になると、ゴミ出しをするのも負担になるでしょう。また、気温が高くなると、部屋の臭いも気になります。

 こうした負担を少しでも軽くするのに、臭いを抑える機能を備えた高機能タイプのわんちゃん用トイレもあるそうです。抗菌ドライフィルターと専用のマットの2層構造の製品であれば、3日間使用しても臭いを抑えられる場合も。「交換頻度を大きく減らせるので、ゴミの量も少なくできます」と担当者さんはいいます。

 愛犬との暮らしのなかで、トイレ環境は毎日のことだからこそ、小さな工夫が大きな快適さにつながります。わんちゃんが心地良く過ごせるように、工夫を重ねていきたいですね。

(Hint-Pot編集部)