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ホテルのシャワーカーテンの意外に知らない正しい使い方とマナー プロが教えるコツとは
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ホテルでは、浴室、洗面台、トイレが一体になった3点ユニットバスが一般的です。浴槽とトイレ側はシャワーカーテンで仕切られていますが、正しく使えていないと床が水浸しになってしまう場合も。基本的な使い方や、シャワー中の不快感を防ぐコツなどを、ホテルのエキスパートとして活躍する小林千花さんに伺いました。
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シャワーカーテンは浴槽の内側に
ホテルの浴室にあるシャワーカーテン。シャワーを浴びるときに閉めるのが基本ですが、裾をバスタブの中に入れるのか、外に出しておくのか、悩むこともあるでしょう。これは、バスタブの内側に入れて使うのが正解です。
シャワーカーテンの役割は、シャワーの水がバスタブの外に飛び散らないようにガードすることです。カーテンの裾をバスタブの外側に出したままシャワーを使うと、カーテンに飛び散った水滴が床に流れ落ちて、水浸しになってしまうことも。内側に入れて閉めることで、それを防げます。
シャワーをしているとき、カーテンが体にまとわりついて不快に感じることもありますよね。これは、カーテンを内側に入れて閉めたあと、裾を濡らしてバスタブとしっかり密着させておけば解消できます。ただし、湯船に浸かるときは、内側に入れたままにしておくと裾が湯に浸かってしまうため、外側に出しましょう。
また、シャワーを使い終わったあとのカーテンの扱いも重要なポイントです。使用後はシャワーで洗い流し、バスタブの外に出して、軽く広げておくと良いでしょう。そうすることでカーテンが乾きやすくなり、カビ防止にもつながります。
シャワーカーテンを正しく使うのも、マナーのひとつです。小さな心がけで、ホテルでのバスタイムが快適になり、次の利用者にも気持ち良く使ってもらえるでしょう。
(小林 千花)

小林 千花(こばやし・ちか)
1995年10月3日、東京都港区生まれ。2018年から生島企画室に所属し、舞台を中心に俳優として活動。曽祖父が都内でホテルを創業し、“ホテル一家”に生まれ育ったホテルのエキスパート。特技は「一度お会いした人の顔と名前を覚えられる」。趣味はホテルめぐり、宝塚観劇。「利き酒師」の資格も持っている。身長155センチ、血液型O。
