話題
「お父さんもやってみたい」 築100年の古民家の夏…縁側で眠る男の子のノスタルジックな一枚に称賛の声
公開日: / 更新日:

本格的な夏が到来し、多くの子どもたちが、待ちに待った夏休みを迎えています。日本の夏といえば、どのような風景を思い浮かべますか? X(ツイッター)では、夏の日差しの中、縁側に寝そべる男の子が大きな話題です。家族の日常を温かく切り取った投稿者のはら かずあき(@KBotchan)さんに、詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
「そうやって寝たな…はるか昔」と共感の声
「お父さんもそうやって寝てみたい」
そんなコメントを添えて投稿された写真には、木漏れ日が降り注ぐ夏の縁側で、うつ伏せに寝そべる男の子が写っています。開け放たれた窓の外には、青々とした木が茂る庭園が。
男の子はTシャツに短パン姿で、枕に顔をうずめ、なんだか楽しそうです。近くには白い扇風機と蚊やり豚が置かれており、どこか昔懐かしい気持ちになります。
このなにげない日常を切り取った写真には、1.6万件もの“いいね”が。リプライ(返信)には「そうやって寝たな……はるか昔」「日本の夏をすごい感じます」「うわああああああん、素晴らしい!!!」「いい夏休みだ」など、多くの声が寄せられています。
人見知りしない、3人きょうだいの末っ子の長男

多くの共感を呼んだ写真の投稿者は、普段から主に我が子を撮影しているという、はら かずあきさん。Xのほか、インスタグラム(k_botchan)にも素敵な写真を投稿しています。はらさんは、信州にある築100年の古民家に家族と住み、日々の暮らしの中でシャッターを切っているそうです。
はらさんの被写体にもなっている子どもたちは3人。そのうち、話題の写真に写っていたのは末っ子の長男です。はらさんによると、長男は人見知りをせず、おじいちゃんやおばあちゃんが大好きな優しい子なのだそう。
「近所のおばあさんの家に知らない間にお邪魔していて、リビングでおやつをもらってくつろぎながらテレビを観たり、お話をしたりします。親泣かせです」と、その愛らしい性格を明かしてくれました。
はらさんに、投稿文に添えられた「お父さんもそうやって寝てみたい」という言葉の真意について尋ねると、「私には思いもよらない、とてもおもしろい格好でしたので、やってみたいと思いました。ただ、この姿勢はやはりすぐに苦しくなってしまったようで、撮影後にはすぐにプハーッと顔を上げました」と笑います。
この写真を見た長男や家族も、はらさんと同じように、ユニークな格好を見て笑顔になったそうです。
子どもたちの飾らない日常を切り取る
はらさんが写す子どもたちは、どの姿も自然体なところが魅力です。「ずっと撮り続けているので、それが当たり前の状態」という子どもたちは、カメラを向けてもあまり意識せず、自由に過ごしているそうで、はらさんからも基本的に撮影中は声をかけないといいます。
はらさんが家族の写真を撮るようになったのは、今から6年ほど前。「自分のやりたいことは何か考え続けていて、ある日、写真をやってみようと思い立って始めました」と、そのきっかけを語ります。
夏休み期間中など、撮れる機会があればいくらでも写真を撮っているそうで、お子さんたちの成長や日常の輝きを収め続けています。これからも、はらさん家族の温かい作品が楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)