いぬはとても表情豊か。自分の気持ちが素直に表れていると、ほっこりしますよね。X（ツイッター）では、ラブラドールレトリーバーのあまりにもわかりやすい感情表現に、4.3万件もの“いいね”が集まっています。笑顔が一変した理由とは？　飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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ごはんへの期待を胸にキッチンへ行ったものの…

「ごはんおかわりのためにキッチンに来た夫と、何か食べ物もらえると思ってついてきたいぬ　いぬの顔切なすぎるし、夫は気づいてなさすぎる」

　そんなコメントとともに投稿された動画には、1匹のラブラドールレトリーバーが映っています。キッチンで、期待に満ちた表情を浮かべながら、男性を見つめているようです。

　しかし、男性は気づいていないようで、お茶碗を手に立ち去ってしまいました。キッチンには、ぽつんと立ち尽くし、今にも泣き出しそうな表情のラブラドールレトリーバーだけが残されています。ついてきたものの何ももらえず、一瞬にして切ない表情へと変わってしまいました。

　この動画がXに投稿されると、4.3万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「フレームアウトの前と後で表情が180度違うw」「これは悲しさが伝わってくる」「スンッのお顔、本当切なすぎます　いっぱいおやつあげたい」などの声が寄せられています。

チキンをもらって“ふたり”で仲良く食事を満喫

　表情の落差が話題になったのは、ラブラドールレトリーバーで4歳の女の子の「れもん」ちゃんです。感情表現が上手で、甘えん坊な一面を持っています。

　話題の動画が撮影されたのは、夕飯時でした。飼い主さんの配偶者さんが白米をおかわりしにキッチンへ向かうと、れもんちゃんがついていったそう。「キッチンに行けばおいしいものがあると、わかっているのだと思います」と飼い主さんは言います。

　しかし、そんなれもんちゃんを、予想外の展開が待っていました。このとき、配偶者さんはれもんちゃんの存在に気づかず、白米だけを取って食卓に戻ってしまったのです。

「夫は気づかず夕食を楽しんでいましたが（笑）、夫の食事の近くにれもん用の味付けをしていないチキンを用意していました。れもんにチキンをあげて、“ふたり”で仲良く食事を楽しんでいました」

　わかりやすい表情の変化に、思わず笑ってしまったという飼い主さん。れもんちゃんは配偶者さんのことも大好きで、“ふたり”は特別な絆で結ばているそうです。

「夫は家で仕事をすることが多く、結果的にれもんと過ごす時間も多いです。飼い主といぬというよりは、親友みたいに仲良くしているように見えます」

　そんな特別な関係だからこそ、れもんちゃんにとって、キッチンでの期待もショックも大きかったのかもしれませんね。これからも、家族の幸せな時間が続きますように。

○取材協力：ラブラドール　れもん（@lemon20210621）さん

（Hint-Pot編集部）