夏の旬を迎えた桃。その甘い香りと味わいに感動するのは、人間だけではないようです。桃を食べると、毎回驚きの表情を見せるウサギが、X（ツイッター）で7.5万件もの“いいね”を集めて話題になっています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

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旬の桃に感動！　表情豊かなウサギが話題

「最近毎日あげてる桃　毎回『こんなにおいしいもの初めて！』って顔してくれる」

　そんなコメントとともに投稿された2枚の写真。1枚目には、紫色の水玉模様の器から桃を味わうグレーのウサギが写っています。ピンと耳を立てて、夢中で食べているのがわかります。

　2枚目では、ウサギはカメラに顔を向け、口を大きく「O」の形に開けています。まるで桃の甘さに感動しているかのような、豊かな表情をしています。

　この投稿は、なんと7.5万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「感動してる顔がかわいすぎる」「毎回この反応してくれるなんて愛おしい」「この表情たまらない」「ウサギさんの感情表現って本当に豊かですよね」など、たくさんの声が寄せられています。

明るく人懐っこいヴィクトリカちゃんと、甘えん坊のエリオちゃん

　桃を味わっているのは、3歳の女の子「ヴィクトリカ」ちゃん。明るく人懐っこい頑張り屋さんな性格で、素敵なお名前の由来はアニメ作品だといいます。

　飼い主さんがウサギのお迎えしたのは、配偶者さんの強い希望があったからでした。最初にお迎えしたのは、現在11歳の女の子「エリオ」ちゃんです。おっとりマイペースな甘えん坊だといいます。

「今では、夫婦そろってウサギさんたちにメロメロです。エリオは不正咬合があり、3歳くらいから3週間ごとに臼歯処置している頑張り屋さんです。ヴィクトリカは、お迎え直後にてんかんを発症しました。投薬しても発作が多いですが、明るくくじけず、ただただ愛おしいです」

　それぞれ健康上の課題を抱えながらも、前向きに生きる2匹の姿に、飼い主さん夫婦も愛情をますます深めているようです。

フルーツを与えるときには注意点も

　飼い主さんにもらったごはんを、いつもおいしそうに食べてくれるヴィクトリカちゃん。その純粋な反応を見ていると、飼い主さんも自然と笑顔になってしまうそうです。

「やっぱり喜んでくれるのはうれしいですね。ウサギさんは感情がわかりにくいなどと言われがちですが、ちゃんとふれあっていると、とても感情表現が豊かな動物だと思います」

　ヴィクトリカちゃんが食べていた桃は、配偶者さんの実家からもらったものだそう。飼い主さんは、ウサギたちにも、旬の食べ物で季節の移り変わりを楽しんでもらっています。

　ちなみに与える量は、多くても小指の第一関節程度。投稿には「毎日」とありましたが、その日の体調や食欲、排泄物の状態をよく観察し、あげない日もあるそうです。普段のおやつは、キャベツやレタス、アシタバやカーボロネロなどの葉野菜が中心なのだとか。

　フルーツは糖分が多いため、あげすぎるとお腹の調子が悪くなることも。体調をしっかり観察し、チモシーやペレットを食べないときは絶対に与えないよう、注意が必要です。

　毎回、新鮮な驚きを見せてくれるヴィクトリカちゃん。これからもおいしいものをたくさん食べて、元気に長生きしてくださいね。

○取材協力：kenny（@punkrabbit69）さん

（Hint-Pot編集部）