どうぶつ
「拾ったウサギなので年齢はわからないけれど…」 衝撃の出会いから10年 深まった“ふたり”の絆に感動の声
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飼いやすそうとのイメージから、ペットとして大人気のウサギですが、その裏では飼育放棄などが問題になっています。X(ツイッター)では、10年前に保護したというウサギと、飼い主さんの関係性に大きな注目が集まりました。ウサギは飼い主さんのそばを離れず、膝の上で甘えるなど、すっかり信頼しきった様子です。5万件もの“いいね”が寄せられた投稿について、詳しいお話を伺いました。
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「拾ったウサギ」と迎えた10回目の夏 膝の上で甘える姿に5万“いいね”
「拾ったウサギなので年齢はわからないけれど一緒に過ごす10回目の7月です」
そんなコメントとともに投稿された動画には、白黒の模様がキュートなウサギが映っています。座って本を読む飼い主さんのそばで、鼻をひくひくさせながら周りをきょろきょろしたり、膝の上に乗って甘えたりと、すっかりリラックスしているようです。一つひとつの仕草が愛らしく、飼い主さんが大好きなことが伝わってきます。
この動画は、Xで5万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「これからも元気に過ごしてね」「膝に乗ってくれてうらやましい」「ウサギはとても感情豊かで、馴れるとかわいいですよね」など、温かい声が数多く寄せられています。
道の駅で出会った飼い主さんとみつ葉ちゃん

愛らしい仕草を見せていたのは、推定10歳の女の子「みつ葉」ちゃん。自分を最優先にしてほしい“女王様タイプ”な性格で、きらきらした目と、パンダのような模様がチャームポイントだといいます。
そんなみつ葉ちゃんと暮らしている飼い主さんは、ウサギとげっ歯類の医療を専門とする動物病院を運営する獣医師です。みつ葉ちゃんとは、なんと道の駅で出会いました。
「来院したウサギの飼い主さんから『道の駅にウサギが捨てられている』との話を聞き、気になったので仕事が終わったあとに行ってみたら、みつ葉がいました。このとき、実は複数のウサギが捨てられていて、ほかのウサギたちは道の駅で働く人たちになんとか捕獲されていたものの、みつ葉だけは逃げ足が速くて、どうしても捕まえられずにいたとのことでした」
当時のみつ葉ちゃんはとても警戒心が強く、40分ほどの駆け引きの末に、飼い主さんが素手で捕獲したといいます。そんな衝撃的な出会いから、長い年月をかけて絆を深めてきた飼い主さんとみつ葉ちゃん。今年の7月で10回目の夏を迎えました。
