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洗濯槽で見落としがちな「汚れが溜まりやすい場所」 プロが教える、カビを予防する習慣とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

洗濯機のカビを予防するコツは?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
洗濯機のカビを予防するコツは?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 洗濯したのに衣類から嫌な臭いがする、洗濯槽から黒いカスが出てくる――そんな経験はありませんか? 原因は、洗濯槽に繁殖したカビや雑菌です。とくに湿度の高い夏は、洗濯槽にカビや雑菌が増えやすい季節。一度発生すると除去が大変なので、普段からの予防習慣が重要です。洗濯機のメンテナンスのプロ「洗濯機のまじん」技術責任者の三浦拓真さんに、プロが実践する、洗濯槽を清潔に保つ習慣について伺いました。

 ◇ ◇ ◇

基本は月1回の槽洗浄 水だけでは不十分

 洗濯槽のカビを防ぐ基本は、槽洗浄コースによる定期的なメンテナンスです。どのくらいの頻度で行うべきでしょうか。

「縦型、ドラム式ともに理想は月に1回、洗濯槽クリーナーを使用して槽洗浄を行います。水だけの洗浄ではカビや雑菌を落とし切れないため、洗濯槽クリーナーを使用するのがポイントです」

 とくにドラム式は構造上、湿気がこもりやすいため、クリーナーを使用した定期的な洗浄が、衣類の清潔を保つカギになるといいます。

見落としがちな「汚れが溜まりやすい場所」も忘れずに

気づかないうちに汚れが溜まりがちな、ドラム式洗濯機の糸クズフィルター【写真提供:洗濯機のまじん】
気づかないうちに汚れが溜まりがちな、ドラム式洗濯機の糸クズフィルター【写真提供:洗濯機のまじん】

 月1回の槽洗浄を習慣化しても、普段から汚れが溜まりやすい箇所をこまめに掃除しないと、カビの温床に。洗濯機の種類によって、とくに注意すべき箇所が異なります。

 縦型洗濯機で最も見落とされやすいのが「洗剤投入ケースの裏側」です。

「洗剤や柔軟剤がどうしても残りやすく、そこに水分が加わることでらカビやぬめりが発生しやすい箇所になります。定期的にはずして、ブラシなどで掃除することが大切です」

 一方、ドラム式洗濯機で盲点になりがちなのは「糸クズフィルター」です。

「見た目以上に、汚れや雑菌が溜まりやすい部分です。水の循環にも影響するため、清掃を怠ると、洗濯物に臭いが移る原因になります」