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「スペインではほとんどないんだよ!」 スペイン人が日本食の“演出”に感動 「とてもいいわ」と絶賛ものとは
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訪日外国人が楽しみにしていることのひとつが、日本のおいしいグルメ。寿司やラーメン、天ぷらなど、外国人を魅了するものが数多くあります。初めて日本を訪れたスペイン人カップルは、日本の食事を体験するなかで、味だけでなく、ある“演出”に心を奪われたそう。いったい、どんなことがあったのでしょうか。
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ずっと憧れていた日本への旅
スペイン・バルセロナから初めて日本にやってきた、ホセさんとカテリーナさん。11日間の滞在を予定していて、東京に到着したばかり。これから高山、大阪、京都、奈良、鎌倉をめぐるといいます。
ふたりにとって、日本旅行は長年の夢でした。「前からの夢で、ずっと旅行に来たいと思っていたんだ。日本の国や文化、建築、食などに興味があってね」とホセさん。
そんなホセさんとカテリーナさんは、到着してすぐ、日本でも人気の寿司を食べに行ったといいます。
目の前で見ることができるパフォーマンスに感動
日本に到着してまもないふたりは寿司店で、日本の食文化の特別な一面を体感したようです。
カウンター席に座り、料理人が目の前で調理する光景に、ふたりは目を輝かせました。ホセさんは、不思議そうに「目の前で料理してくれるというのはエンターテインメントなの?」と尋ねます。
その隣で、カテリーナさんも「目の前で見られるのはとてもいいわ」と笑顔でうなずきます。
「スペインではほとんど、そういう目の前で料理してくれるのはないんだよ。だいたい、見えないキッチンの中でやったのが出てくるんだ。カウンター席で、料理人が目の前で見せてくれるのはいいよね」
日本では一般的になっているカウンター席での食事スタイルですが、海外から来た人々にとっては特別な体験です。料理を「食べる」だけでなく、「見て楽しむ」という日本独特の食文化に、ふたりはすっかり魅了されたようです。
まだまだ旅は始まったばかり。これから訪れる各地でも、日本ならではの食の“演出”を楽しみながら、素敵な思い出を作ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
