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「溶けないから便利だね」 自衛隊が教える瞬間冷却パック 「魔法の粉」を使った驚きの作り方とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

保冷剤を使った熱中症対策が有効(写真はイメージ)【写真:写真AC】
保冷剤を使った熱中症対策が有効(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 9月に入っても、まだまだ残暑が続く日々。熱中症への対策は欠かせません。そんななか、瞬間冷却パックの作り方が、自衛隊東京地方協力本部の公式X(ツイッター)アカウント(@tokyo_pco)で紹介され、反響を呼んでいます。「魔法の粉」を使った驚きの冷却効果に、多くの人が注目しています。

 ◇ ◇ ◇

もしものときにも準備しておく価値あり

「瞬間冷却パックが作れる!? 保冷するってより、一時的に冷やす使い方のほうが適切かも! もしものために準備する価値あり!」

 そんなメッセージを添えて、あっという間にできる瞬間冷却パックの作り方を解説しています。動画では、ポリ袋に水を入れて結び、「魔法の粉」と一緒にジッパー袋に投入。使用する際に水の入ったポリ袋を押し破って混合させると、中は一瞬で「キンキン」に冷えました。

 この「魔法の粉」の正体は尿素。園芸店やホームセンター、ドラッグストアなどで購入できます。用意するもの、作り方、注意点は次の通り。

【用意するもの】
・尿素 50g
・水  50g
・薄手のポリ袋
・チャック付きビニール(ジッパー袋)

【作り方】
1. ポリ袋に水を入れて、漏れないようにきつく縛る
2. 1を結び目ギリギリでカットする
3. ジッパー袋に尿素を入れ、2の水入りポリ袋も投入する
4. 3の空気をしっかり抜いて密封する。封を折ってテープでとめておくと安心
5. 使用時にジッパー袋の上から水入りポリ袋をぎゅっと押し破る

【注意点】
・チャック付き袋は、厚手でしっかりと密封できるものを選ぶ
・尿素を触るときは念のため手袋を着用することを推奨
・皮膚や口、目に付着した場合は、水で十分に洗い流す
・パックの中身を口に入れないよう、とくに小さな子どもがいる際は注意

 この投稿に対し、返信(リプライ)には「この保冷パック、ためになる!!」「ドラグストアで買える?」といった声が寄せられています。

 投稿によると、この瞬間冷却パックは、水と粉が混ざると急速に8度くらいまで冷却され、約15~20分持続。「保冷剤と違って溶けないから便利」とのこと。使用後は50~100倍に薄めると肥料としても使えるそうです。注意点を守って、まだまだ続く暑さ対策に活用したいですね。

(Hint-Pot編集部)