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いまさら聞けない葬儀後の「お清めの塩」の正しい使い方 「基本マナー」を葬儀社が解説

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

葬儀のあとに使う、お清めの塩(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
葬儀のあとに使う、お清めの塩(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 葬儀に参列する機会は、それほど多くありません。だからこそ、いざというときに恥をかかないよう、基本的なマナーをしっかりと身につけておきたいものです。とくにお清めの塩は、なんとなく使っている人も多いのではないでしょうか。神奈川県の葬儀社・杉浦本店は公式TikTokアカウント(sugiurahonten)で、「お清めの塩の正しい使い方」について詳しく解説しています。やってしまいがちなこととは、どんなことなのでしょうか。

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お清めの塩は「気持ちを切り替える “区切り”」として使うもの

 お清めの塩は、葬儀のあとに体にかけて、身を清めるものとされています。しかし、その本来の意味や正しい使い方について詳しく理解している人は、意外に少ないかもしれません。

 同社は「~葬儀社が教える~お清めの塩の正しい使い方とは?」というタイトルの動画で、多くの人が勘違いしがちなポイントをわかりやすく説明しています。

 まず重要なのは、お清めの塩の使用目的についてです。同社は「お葬式のあとに自分の周りにまとった“重たい空気”を落とすためのもの」と解説。葬儀の場には、参列者の悲しみなど、さまざまな感情が渦巻いているものです。お清めの塩は「そういう場を経たあとに気持ちを切り替える“区切り”として使う」という意味があるそうです。

 また、使う場所は「基本は玄関の外で使うのがマナー」だそう。肩や背中あたりに、軽く振りかけるように使うのが正解だといいます。外で払ってから部屋に入ると、「家の中に空気を持ち込まない」という意味に。外で清めを行うことで、葬儀の場で感じた重い気持ちを家に持ち込まず、日常生活との境界線を作ることが大切なようです。

 ただし、注意したいのは、地域や宗派によって違いがあることです。そもそもお清めの塩を使わない場合もあるため、画一的なルールが適用できるわけではありません。

 こうした違いがあることを踏まえ、同社は「周りの人に合わせるのが安心」としています。不安な場合は、親族や慣習に詳しい地域の人に、事前に相談してみるのも良いでしょう。間違った使い方で恥をかくことのないよう、本来の意味と正しい方法を理解しておきたいですね。

(Hint-Pot編集部)