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「ご愁傷様です」「ご冥福をお祈りいたします」 正しく使い分けできる? 今さら聞けないお悔やみの言葉のマナー 葬儀社の解説に反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

葬儀で遺族にかけるお悔やみの言葉は何が適切?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
葬儀で遺族にかけるお悔やみの言葉は何が適切?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 別れの場で、遺族にどんな言葉をかければいいのでしょうか。「ご愁傷様です」や「ご冥福をお祈りします」は、よく耳にする言葉ではありますが、その違いや使い方に、ふと迷うことがあるかもしれません。神奈川県の葬儀社・杉浦本店は公式TikTok(sugiurahonten)で、お悔やみの言葉の違いについてわかりやすく解説。3.2万もの“いいね”を集めています。

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お悔やみの言葉は「誰に向けるかや、関係性によって変わる」

 葬儀の際には、悲しみの中にいる人の気持ちを少しでも力づけ、失礼のないように振舞いたいもの。いつも以上に言葉を慎重に選びたくなります。しかし、あまり使わない言葉のため、普段からあらたまった場にふさわしい表現を、きちんと身につけておくことが大切です。

 同社は「~葬儀社が教える~お悔みの言葉で適切なのは?」というタイトルで、弔事の際の言葉の選び方をわかりやすく解説しています。

 まず前提として、「お悔やみの言葉は、誰に向けるかや、関係性によって変わるんです」と説明。そのうえで、よく耳にする「ご愁傷様です」と「ご冥福をお祈りいたします」の2つについて、それぞれの意味や使い方の違いを、次のように伝えています。

1.ご愁傷様です
ご遺族に口頭で言うときに使用します。ちなみに「お悔み申し上げます」は、ご遺族に文章で伝えるときの言葉です。

2.ご冥福をお祈りいたします
故人に対して文章で伝えるときに使います。「哀悼の意を表します」も似ていますが、故人に対して弔電や手紙など固い文章のときに使うとベストです。

 いざ違いを説明できるかと問われると、自信が持てない人も多いのではないでしょうか。投稿には3.2万もの“いいね”が集まりました。

 また、投稿のコメント欄には、「ご愁傷様という言葉がなんとなく違和感があり、お悔やみを願って使ってしまいました」「知らなければ怖くて、誰も教えてくれない知識です」「勉強になります。いつもモゴモゴしてました」などの声が寄せられています。

 もちろん親しい関係にある遺族や友人に対しては、固すぎる言葉が不自然になることも。大人としてのマナーを身につけ、場に応じて上手に使い分けていきたいですね。

(Hint-Pot編集部)