「健やかに成長してくれているのがうれしい反面、寂しさもあります」

　話題となったのは、飾り羽の羽角（うかく）と大きなオレンジ色の瞳がかっこいい、ベンガルワシミミズクの「ガルー」くん。7歳の男の子です。

　話題となった2枚の写真には、約2年という時の流れが刻まれています。飼い主さんによると、写真は生後3週間と4歳のころの写真だそう。1枚目は一緒に寝室で寝ていたとき、気づくといなくなって探していたらベッドの隅に隠れていた時のもので、2枚目はリビングで放鳥して自由に羽ばたいているところを撮影しました。

　この2枚の写真を改めて見比べて、飼い主さんは複雑な心境を抱いているようです。

「1枚目のようなあどけない表情や仕草を今は見せてくれないので、健やかに成長してくれているのがうれしい反面、寂しさもあります」

　ガルーくんの成長は、見た目だけではなく性格面でも顕著に現れているそうです。大人になり、年々、自立してきている印象があるといいます。

「ごはんのときなど、以前は“ごはんちょうだい”という感じの動きだったのが、今は“ごはん持ってこい、早くしろ”と言わんばかりのプレッシャーを与えてきます」

食事や掃除など日々のお世話は思ったよりも大変

　フクロウという特別な動物との生活は、喜びとともに多くの苦労もあるようです。飼い主さんは、日々の大変さについてこう語ります。

「羽やフンの掃除が大変ですし、ごはんも生肉なのでいつも新鮮な状態で提供しなければいけないですし、毎日準備する必要があるのが大変です」

　それでも7年間、愛情を注ぎ続けてきた飼い主さんとガルーくんの絆は、写真からも強く感じられます。

　小さな雛から立派な成鳥へと成長したガルーくんの姿は、多くの人に感動を与えています。普段のガルーくんの様子は、YouTubeチャンネル「GEN3 OWL CHANNEL」でも観ることができますよ。

○取材協力：げんさんとガルー（@Gen3Act03）さん

（Hint-Pot編集部）