自国と異なる文化に触れる旅は、誰にとっても驚きと発見の連続です。今回、初めて日本を訪れたカナダ在住のパキスタン人カップルも例外ではありません。滞在中に出会った日本独自のある文化に驚きを隠せなかったそうです。それはいったい、なんだったのでしょうか。

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日本の文化や人の良さに感動

　カナダ最大の都市トロント近郊からやってきた、パキスタン人のヤシールさんとマリアムさん。ふたりとも日本へ来るのは今回が初めてです。15日間の滞在で、東京や大阪、京都などをめぐります。

　ヤシールさんは「日本はアメージングな国だよ！」と大絶賛。「もちろんそれは、アメージングな人々が支えてくれているからこそ。日本の人々はとても礼儀正しくて、誠実。駅や道をとてもきれいだしね」と、まだ到着してから日が浅いものの、居心地の良さに驚いているようです。

日本独自の機能の数々に驚き

「日本の文化や歴史、食事などをいろいろな人から聞いたり、読んだりして、行ってみたいと思っていたの」とマリアムさんが言うように、ふたりは下調べをしてから日本へやってきました。しかし、日本へ来てから初めて知り、とても驚いたことがあるそうです。それは、日本のトイレの機能性の高さでした。

「トイレが素晴らしいよね」と、目を輝かせたヤシールさん。すると、隣にいたマリアムさんも「とてもきれいだし、あんなに機能がついているなんて！　それに公共トイレでは音を出す配慮まであって、本当にびっくりしたの」と目を丸くします。

　日本のトイレといえばハイテクすぎて、いまや世界中から注目されています。座ればほんのり温かい便座に始まり、自動でフタが開いたり閉まったり、さらには洗浄ボタンまで！　初めて使う外国人はつい操作に戸惑ってしまうほどです。

　そしてふたりが一番びっくりしたのが、水が流れる音などを再生してくれるトイレ用の擬音装置。日本らしい細やかな気遣いに感心していました。

「アメリカやカナダのトイレは広いけれど、きれいではないからね」とヤシールさんが言うと、「日本のトイレは狭いけれど、必要なものがすべてコンパクトに収まっているから広い必要がないよね」と、マリアムさん。日本のトイレは狭くても、機能性のそろった快適さで負けていないようです。

　時間が許せば、富士山周辺にも足を延ばしたいというふたり。ぜひ日本をたっぷりと楽しんで帰国してほしいですね。

（Hint-Pot編集部）