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「子どもたちから『作って』って言われるほど!」 万博のカナダ人スタッフが家庭でせがまれる日本食とは

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著者:Hint-Pot編集部

カナダパビリオンで働くアンさん【写真:Hint-Pot編集部】
カナダパビリオンで働くアンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 2025年大阪・関西万博の会期も、残り1か月を切りました。連日多くの来場者でにぎわう万博会場では、各パビリオンで働く外国人スタッフたちが訪問者を迎えています。カナダパビリオンでスタッフのコーディネーターとして働くアンさんは、高校時代の交換留学から約40年、日本との深い縁を持ち続けています。そんなアンさんは、カナダの自宅でも作っている日本食があるといいます。いったい、どんな料理なのでしょうか。

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高校時代の交換留学から約40年の縁

 カナダ・バンクーバー出身のアンさん。現在はカナダパビリオンで、スタッフのコーディネーターとして活躍しています。そんなアンさんは、高校生のときに交換留学で初めて来日し、成田の近くで1年間過ごしたそう。その後、1985年のつくば万博でもカナダパビリオンで働き、1988年のブリスベン万博にもスタッフとして参加。2年前に3回目の訪日を果たし、今回で4回目の日本です。

 万博という国際的な舞台で、日本とカナダをつなぐ架け橋として活躍するアンさん。長年の経験を生かし、スタッフたちをサポートしています。

 そんなアンさんは、カナダの自宅でも作っている大好きな日本料理があるといいます。

「カレーライスが大好き。カナダの家でも、子どもたちから『カレーを作って』って言われるほど! お寿司は作らないけど、日本で初めて食べた麻婆豆腐とか春巻きとか、今でも自分で作るわ」

 日本のカレーはとろみがあって、甘みとコクが特徴的な家庭料理。多くの日本人に愛され、家庭ごとに作り方やこだわりがある国民的な料理です。

 アンさんが作る日本のカレーは、カナダの子どもたちにも大人気。高校時代に日本で出合った味が、今では家族をつなぐ大切な料理になっているようです。万博をきっかけに、再び日本の地を踏むことができたアンさん。40年以上にわたる日本との縁が、食を通じてカナダの子どもたちにも受け継がれているのは、うれしいですね。

(Hint-Pot編集部)