どうぶつ
「やっぱり寄ってくるな」 リコーダーを吹く息子のそばに集まるねこ まるで童話のような光景に反響「これって“あるある”ですか?」
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童話「ハーメルンの笛吹き男」では、笛の音色でネズミを集めた男性の物語が有名ですが、X(ツイッター)では“現代版笛吹き男”ともいえる光景が話題になっています。リコーダーを吹く子どもの足元に集まったねこが、14万件もの“いいね”を集めています。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。
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リコーダーの音色に魅了されるねこたち
「やっぱり息子がリコーダーを吹くと、ねこが寄ってくるな」
そんなコメントとともに投稿された写真には、床に座ってリコーダーを吹く子どもが写っています。膝の横にはタブレットとリコーダーケースが置かれており、リコーダーを練習しているようです。その足元では、白い毛並みに茶色の耳とシッポのねこがちょこんと座り、じっと子どもを見つめています。音色に引き寄せられるように見守る姿は微笑ましく、子どもとねこの間に流れる優しい時間を感じます。
この投稿は、Xで14万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「ハーメルンの笛吹き坊ちゃん」「もしかしてこれって“あるある”ですか? うちも娘がリコーダー吹くと寄ってきます!」「ヘビ使いならぬねこ使い!? おねこ様を召喚するすごい技……」など、同じような経験がある人や、愛らしい光景に心を奪われた人からの声が寄せられています。
“現代版笛吹き男”のもとへ集まるねこたち

リコーダーを吹いていたのは、飼い主さんの息子さんです。そして、その音色を聞きに来ていたのは以前、名前募集で話題になった元保護ねこの「まめだいふく」ちゃん。
集中した表情からは、リコーダーへの強い興味が伝わってきます。飼い主さんによると、以前も息子さんがリコーダーを吹いたところ、愛猫たちが集まってきたそう。「さー今回はどうかなー? と思ってカメラを向けていたら、やっぱり来ました(笑)」と、予想通りの展開に笑顔がこぼれたといいます。
小学校で習った曲を練習するかと思いきや、自分で作曲した陽気な曲を演奏していたという息子さん。子どもらしい自由な発想で生まれた音楽が、ねこたちの心をとらえたのかもしれませんね。
「息子がリコーダーを吹くと、ほぼ全ねこが集まってきました! 不思議ですねぇ!」
まさに“現代版笛吹き男”といえる光景が、なみそさん宅では日常的に広がっているようです。それにしても、ねこたちはなぜ、息子さんのもとに集まってきたのでしょうか。
「普段聞くことがないリコーダーの音と、楽しそうにニコニコ踊りながら演奏する息子に引き寄せられているのかもしれませんね(笑)」
そんな飼い主さんの息子さんは、切り絵クリエイターKENとして活動中。書籍「楽しく覚える! ご当地ネコ 47都道府県」(講談社刊)が重版されるなど、創作活動でも注目を集めています。これからも、リコーダーの音色で家を楽しい雰囲気にしてほしいですね。
○取材協力:なみそKEN/書籍重版!感謝(@omochi_nam01)さん
(Hint-Pot編集部)