どうぶつ
「ねことご縁がある」息子 猛暑の公園で目が開かない子ねこを保護 4度目の奇跡に称賛の声 「ねこ神様が憑いておられるのでは」
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過酷な環境の中、必死に生きる野良ねこたち。目が開かないまま、公園にひとり取り残されていた子ねこを保護したという投稿が、X(ツイッター)で大きな話題になっています。猛暑の中でどれほどの苦しみを感じていたのでしょうか。その姿に多くの人が心を痛めています。投稿者さんに詳しいお話を伺いました。
◇ ◇ ◇
猛暑の公園で、目が開いていない子ねこを保護
「息子は……どうしてこうも
ねことご縁があるのだろう
目が開いてないうえに
この暑さ……
どうやって隔離しよう
我が家には1.5メートルの柵も
軽々飛び越える元気すぎるねこが」
そんなコメントとともに投稿された写真には、小さな白い子ねこが写っています。ボサボサの毛並みに痩せ細った体、そして目も開いていません。連日続く猛暑のなか、見ているだけで心配になってしまいます。
2枚目には、後ろ脚で顔をかこうとする姿も。顔に赤みやかさぶたが見え、その健康状態が心配されます。
この投稿は、7000件を超える“いいね”を集めました。リプライ(返信)には、「うちの子たちもしょっちゅう見つけてきます」「息子さん、ママさん、小さな命、助けてくれてありがとう」「ねこ神様が憑いておられるのでは……」「あ~、それはですね。“NNN(ねこねこネットワーク)”にロックオンされてるんです」などの声が寄せられています。
ララちゃんと名付け看病することに

投稿者さんの息子さんが務める職場近くの公園で、1匹でいるところを偶然発見されたという子ねこ。息子さんは、子ねこの目がほとんど開いていないことに気がつき、すぐに投稿者さんへ写真を送りました。
その後、子ねこが息子さんの職場までついてきてしまい、そのまま置いておくこともできず保護することに。投稿者さんは子ねこの健康状態を確認するため、すぐに動物病院へ連れていきました。
「猫風邪だと診断されました。貧血がひどく、栄養状態もかなり悪いことや、自力で水やごはんを食べないことから重症だと言われました。耳ダニもいました」
診察の結果、子ねこの体重はわずか390グラム。6~8週齢の子ねことしては深刻な低体重でした。
そして、貧血が大量のノミ寄生によるものだと判明。食事や水に興味を示さないため、栄養をとれなければ命の危険もあり、強制給餌が必要な状態でした。
投稿者さんは、子ねこを自宅へと連れ帰ると「ララ」ちゃんと名付け、看病することに。自宅には3匹の先住ねこがいるため、ララちゃんには隔離生活を送ってもらっています。回復後は譲渡も検討していましたが、健康状態が良くないため、しばらくは投稿者さんのおうちで過ごすことになりそうだといいます。
「皮膚などの状態がきれいになるのに、数か月はかかるのではないでしょうか。そうなると、もう手放せなくなりそうで、うちの子になるのではないかと思っています」