どうぶつ
「スマホのデータ整理してたらあまりにも愛おしい一枚が出てきた」 息子が自撮りした写真 写り込んだ“相棒”にほっこり
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スマートフォンの写真を整理していると、思わずほっこりしてしまう写真を発見することがありますよね。そこに写っていたのは、カメラを覗き込む我が子と愛猫の姿でした。愛らしいツーショットは、X(ツイッター)で8万件を超える“いいね”を集め、大きな話題になっています。投稿者のヤマアラシ(@sinicca343)さんに、詳しいお話を伺いました。
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赤ちゃんとねこ 早朝の“ふたり”だけの自撮りにほっこり
「スマホのデータ整理してたらあまりにも愛おしい一枚が出てきた。これはパパが起きるより前に幼子が自撮りした写真なんだけどたぬが付き添ってる…」
そんなコメントとともに投稿された写真には、つぶらな瞳でスマートフォンの画面を覗き込む赤ちゃんが。顔の下半分が切れていますが、珍しそうに見ていることがうかがえます。
その隣には、同じように目を見開いて、画面を見つめるねこが写っていました。まるで赤ちゃんの自撮りに付き添うかのような、優しくて頼もしい表情が印象的です。
この写真がXに投稿されると、8.8万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「はぁー愛おしい」「ねこちゃんが教えたのかな」「なんて尊い……」「かわいい」など、ほっこりした人からの声が寄せられています。
たぬ吉ちゃんとの運命的な出会いで奇跡が…

話題になったのは、ヤマアラシさんの息子さん(現在1歳9か月)と、元野良ねこで女の子の「たぬ吉」ちゃん(現在推定3歳)です。ヤマアラシさんのおうちで、仲良く毎日を過ごしています。
たぬ吉ちゃんと飼い主さん家族との出会いは、まさに運命的なものでした。2023年12月、営業出張の道中で、山の中にいるたぬ吉ちゃんを発見したヤマアラシさん。このときのたぬ吉ちゃんは痩せぎみで、猫風邪の症状があり、地域ねこのグループにも属していない様子だったそうです。
「12月23日に平地でも雪が降り、山の寒さを心配していると、妻が探しに行くことを提案してくれたので、雪降る山道を深夜に2時間超かけて探しに行きました。昼間に一度見かけただけのねこなので、居場所もわからず『会えないのでは』と心配していましたが、『ねこちゃーん』と呼びかけながら懐中電灯で草むらを照らすと、すぐに『にゃーん!』と返事をし、足元に駆け寄ってきて、ゴロゴロとのどを鳴らしてくれました」
こうしてヤマアラシさん家族にお迎えされたたぬ吉ちゃん。このとき、一家にはさらなる奇跡が起こりました。
「妻が息子を妊娠した日を逆算すると、たぬ吉が家に来たのと同時期だったんです。妻とは『たぬ吉が連れてきてくれたのかな』と話しています」
同じ時間を過ごしてきたたぬ吉ちゃんとお子さんの関係は、まるで本物のきょうだいのよう。お子さんが生まれて退院した日から、たぬ吉ちゃんは当然のように隣で寝るようになり、よく子守りをしてくれているそうです。
「息子が1歳を過ぎて、たぬ吉のシッポを触ったり、抱きついたりしても『にゃーん』と鳴くだけで、“お姉さん”として面倒を見てくれています」
