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「おいしいのかまずいのか判断できない」 ドイツ人が初挑戦した日本食 「味が薄くない?」と困惑したものとは
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日本には数え切れないほどおいしい食べ物があり、その多様性は世界中の人々を魅了し続けています。しかし、なかには外国人にとってなじみのないものも存在し、初めての体験が驚きと発見の連続になることも少なくありません。YouTubeチャンネル「LTブログ」を運営するドイツ人YouTuber・レナさんは、密着企画第5弾で迎えたドイツ人と寿司を食べに行くことに。念願の寿司体験で思わぬ日本食との出合いを果たした男性は、いったいどのような反応を示したのでしょうか。
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人口365人の村から日本へ 念願の本格的な寿司デビュー
日本に来るドイツ人に密着し、おいしい食べ物や素敵な日本文化を紹介する企画が好評を得ているレナさん。第1子出産前の最後のゲストは、ラインラント・プファルツ州にある小さな村出身のクエンティンさんです。人口がわずか365人ほどだそうで、「東京のマンションのほうが人口が多い」とクエンティンさんは笑います。
そんなクエンティンさんが、日本でとくに楽しみにしていたのは、寿司でした。訪日中、街で多くの寿司店を目にしていたものの、なかなか入店する勇気が出なかったそうです。「何を注文すれば良いかまったくわからないし、1人で行くのが怖かったんだよ」と明かします。
レナさんとともに回転寿司店へ入ると、ドイツには寿司店があまりないということもあり「興味深いね」と、期待に胸を膨らませます。
マグロにサーモン、そして“究極の日本チャレンジ”が登場

マグロやサーモン、エビ、アナゴ、ホタテなどを次々と注文し、どのネタも臆することなく口に運ぶクエンティンさん。そんななか、レナさんが「究極の日本チャレンジだよ」と言いながら、クエンティンさんに納豆巻きを差し出しました。
納豆は、大豆を納豆菌で発酵させた日本独特の食品で、その粘り気と独特な風味から、日本人でも好き嫌いが分かれる食べ物として知られています。初めて納豆を口にした際に、強烈な臭いや食感に驚く外国人も少なくありません。
納豆巻きを口に運んだクエンティンさんは、「味が薄くない?」という意外な反応。続けて、「この味をなんと表現したら良いのかわからない」と、初めての味わいに困惑している様子を見せました。納豆特有の発酵による複雑な風味は、今まで体験したことのない、まったく新しい味覚だったようです。
「かなり珍しい味しているもんね」とレナさんがフォローすると、クエンティンさんは「だから、おいしいのかまずいのか判断できない」と、強く拒否することもなく、日本の食文化の奥深さを感じているようでした。
動画のコメント欄には、「チャレンジ精神旺盛で食べっぷりも見ていて気持ちが良いですね」「日本料理の代表格の寿司、堪能できて良かった」「納豆巻きは、知らない人には黙って先入観なしで食べてもらうのが良いね。おいしいのか、まずいのかわからないという反応がおもしろい」といった声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
