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「3日で退院、むしろ追い出された感じ」 中村江里子さんが明かすフランスの産婦人科事情 日本との違いに衝撃
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日本では、妊娠から産婦人科での出産、産後まで比較的手厚いケアが受けられることが一般的。しかし、国によって医療システムや文化は大きく異なるものです。フランス・パリで3人の子どもを出産したフリーアナウンサーの中村江里子さんは、自身のYouTubeチャンネルでフランスの産婦人科事情を紹介しました。日本とは大きく異なる医療システムと、その体験談に注目が集まっています。
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日本では考えられない妊婦健診システム
2001年にフランス人の夫、シャルル・エドゥアール・バルトさんと結婚し、2004年に長女を出産した中村さん。チャンネル視聴者からの質問を受け、フランスでの妊娠・出産、育児について語りました。中村さんが体験した妊婦生活は、あちこち駆け回る日々だったといいます。
中村さんによると、「日本みたいに1つの場所で全部できるわけではなくて」、まずは婦人科医が処方箋を出します。その後、血液検査のラボやエコー検査の施設にそれぞれ行き、その結果を持ってまた婦人科に行く必要がありました。
「毎月毎月、予約取るだけですごく大変」だったと笑います。そして、妊娠6か月になって、ようやく産科医のもとで出産準備がスタートしました。もちろん1つの病院で済む場合もあるそうですが、日本とはまったく異なるシステムなのです。
衝撃の入院期間「3日で退院、追い出された感じ」
また、出産後の入院期間の短さも、日本とは大きく違います。「問題がない場合、3日で退院。むしろ追い出された感じ」と中村さん。産後のケアについても「至れり尽くせりなんてことはない。スパルタよ」と表現します。
日本での出産体験を聞くと、食事が豪華で、助産師さんや看護師さんからのケアもあり、病室もきれいだと知って、その違いに驚いたそうです。フランスではそういったことはなかったものの、かえって「気楽で良かった」とポジティブに受け止めていました。
ほかにも無痛分娩や授乳、離乳食など、日本の育児とのさまざまな違いを語った中村さん。「どちらがいい悪いではなく」と前置きしたうえで、母親自身の選択と快適さを尊重するフランスの文化を体感しながら、自分なりの育児を楽しんできたといいます。穏やかで前向きな姿勢が、家族との豊かな時間を築く大きな力になっているようでした。
動画のコメント欄には「江里子さんってやっぱ強い女性だなぁって思いました。尊敬しかありません」「江里子さんのしなやかな芯の強さを感じます」「中村さんのとらえ方がとても素敵だなといつも感じます」など、称賛の声が多数寄せられています。
(Hint-Pot編集部)