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「日本人は洋式になじんでしまったんだなって」 オーストラリア人が27年前の日本と比べて大きな変化に驚いたこととは
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日本の最新技術と先進的な生活環境は、多くの外国人観光客を魅了しています。家族旅行で日本を訪れているオーストラリア人女性は、27年前の初訪日時と比べ、驚いたことがあったそうです。いったい、どのような変化に驚いたのでしょうか。
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27年ぶりの日本 家族旅行を満喫中
オーストラリアから家族3人で日本を訪れているジェシカさん。パートナーと義理の息子さんとの21日間にわたる旅で、東京、草津温泉、京都、広島、大阪をめぐりました。ジェシカさんにとって、1998年の学校の修学旅行以来、実に27年ぶりの日本だといいます。
「パートナーの息子が海外に行ったことがなかったのもあったし、オーストラリア人にとっては今、円安で日本にとても来やすいの」
近年の円安により、オーストラリアからの観光客にとって日本は魅力的な旅行先となっており、2024年以降、訪日オーストラリア人の数も大幅に増加しています。
「早い、きれい、簡単」 母国にはないスタイルも絶賛
27年という長い時間を経て再び訪れた日本で、ジェシカさんが最も印象的だった変化を教えてくれました。
「前に日本に来たときはトイレが和式ばっかりだったのに、すっかり洋式ばかりになっていることに驚いたわ!」
日本のトイレ環境は大きく変化しています。TOTOなど、トイレ関連6社による研究活動組織「学校のトイレ研究会」が行った2024年度全国自治体アンケート調査では、学校の児童・生徒用トイレの洋式化について「すべて洋式化」「洋式が多い」の割合は75%となりました。文部科学省の調査(2023年)でも、公立学校施設のトイレの洋便器率は68.3%に達しており、洋式化が進んでいることがわかります。
ジェシカさんは、和式トイレについてどう思っているのでしょうか。
「和式トイレは、私は全然大丈夫! 昨日なんてね、駅のトイレに入ったら、10個中9個が洋式で、1個が和式だったの。それで、日本人はみんな洋式のトイレが空くのを待て並んでいて、和式にはすぐ入れる状態だったから、私は和式を選んだわ。
早い、きれい、簡単の三拍子がそろっていて、まったく問題ないもの。逆に、以前と比べて、日本人はすっかり洋式トイレになじんでしまったんだなって驚いたくらい」
日本のさまざまな変化と進歩を実感しつつ、ジェシカさん一家には残りの滞在も存分に楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
