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「最初、理解するのに少し時間がかかった」 スペイン人が感動した日本の配慮 公共交通機関の利用で気づいたこととは
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日本の公共交通機関は利便性が高く、多くの訪日外国人を驚かせています。とくに、主要都市の鉄道や地下鉄網は発達しており、複雑に見えるものの、外国人でも利用しやすい工夫がされているようです。スペインから来たカップルも、東京の交通網に感心していました。あることに気づいた結果、とても利用やすくなったといいます。いったい、どんなものを発見したのでしょうか。
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ずっと憧れていた日本への旅
スペイン・バルセロナから初めて日本にやってきた、ホセさんとカテリーナさん。11日間の滞在を予定していて、東京に到着したばかりでした。これから高山、大阪、京都、奈良、鎌倉をめぐる予定だといいます。
ふたりにとって、日本旅行は長年の夢だったそう。「前からの夢で、ずっと旅行に来たいと思っていた。日本の国や文化、建築、食などに興味があってね」と、ホセさんは日本旅行のきっかけを笑顔で話してくれました。
複雑だけど、わかりやすい工夫がある
到着してすぐに東京の公共交通機関を活用しているというふたりは、東京の交通網の発達ぶりに感心しつつも、最初は少し戸惑ったといいます。
「バルセロナも、まあまあ公共交通機関はいいんだよ。でも、東京はすごいよね。ただ最初、理解するのに少し時間がかかった。これは地下鉄? それとも鉄道? みたいなね」
東京の交通網が複雑に映ったというホセさん。ただ、ある工夫に気づいたといいます。
「マークが違うんだね。やっとわかったよ(笑)。日本語だけではなくて、ちゃんと英語も書いてあるし、わかりやすいと思うよ」
日本の地下鉄では、路線名と駅名を簡略化し記号化した「駅ナンバリング」が採用されています。あまり乗り慣れていない人でも、目的の駅をすぐに識別できるようなデザインです。また、近年は案内表示に英語表記があり、外国人観光客でも迷いにくい工夫が。ホセさんにとっても、便利で利用しやすい環境だったようです。
ふたりの日本の旅は、まだ始まったばかりの。これから訪れる各都市でも、便利な公共交通機関を活用しながら、素敵な思い出を作ってほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
