日本を訪れる外国人観光客にとって、日本食は大きな楽しみのひとつです。結婚記念日の旅行で日本に滞在しているアメリカ人は、日本食を目的に訪日したといいます。さまざまな食文化を体験するなかで、食べたものすべてに満足したといいます。なかでも感動したのは、いったいどんな料理だったのでしょうか。

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結婚記念日に夫婦で実現させた日本旅行

　アメリカ・フロリダ州から、夫とともに日本を訪れているマリアさん。10日間の日程で、東京や箱根、京都、奈良をめぐる予定です。

「夫とのアニバーサリーの記念に、ずっと“行きたいリスト”にあった日本へ。そのあと、シンガポール、香港に行く予定なの」

　マリアさん夫婦は、長年の夢だった日本旅行を結婚記念日に実現させました。

体験型のアクティビティで滞在を楽しむアメリカ人カップル

　そんなマリアさんが最も楽しみにしていたのは、本場の日本食を味わうことでした。

「日本に来た大きな目的は日本食。寿司の作り方を教えてくれる教室にも行ったし、初日に日本酒も飲みに行ったの」

　積極的に、日本の食文化を体験しているマリアさん。観光だけでなく、体験型のアクティビティも取り入れており、日本食を深く知ろうとする姿勢がうかがえます。そんな彼女の日本食への評価は、とても高いものでした。

「いろいろ食べているんだけれど、おいしくないものに一回も出合っていないわ。とくに、炭火で焼いてくれた和牛がおいしかった」

　日本の和牛は、きめ細やかな霜降りと深い旨味で知られ、世界中の食通からも高く評価されています。農林中央金庫の「訪日外国人から見た日本の“食”に関する調査」（2023年）によると、訪日外国人が「日本で滞在中に食べた日本料理」で、「ステーキ・焼き肉」は46.9％。日本の肉料理に対する人気の高さがうかがえます。

　これからの旅程について、「京都ではツアーに申し込んだから、新しい発見を楽しみにしているの」とマリアさん。残りの滞在期間でも、日本食を心ゆくまで堪能し、記念日旅行の素敵な思い出を増やしてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）