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「手に持っていても盗られるのよ」 スペイン人が「ロンドンだったら絶対にできない」と衝撃を受けた日本の光景とは
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世界的に見ても、治安が良い国として知られる日本。観光客として訪れた外国人は、母国と比べ、駅前や繁華街の安全性が驚きでしかないようです。イギリス・ロンドンから日本を訪れているスペイン人の2人組は、“日本の日常”に衝撃を受けたそうです。いったい、どんな光景だったのでしょうか。
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東京では世界陸上を観戦
イギリス・ロンドンに暮らすスペイン人のアナさんと、その友人でイギリス人のクワイメさん。アナさんが日本へ来るのは今回が初めてで、10日間滞在するそう。一方、クワイメさんは2回目の訪日で、アナさんより少し長めの13日間を過ごす予定です。
「前回は東京だけだったから、今回は東京に加えて大阪や京都、それに愛知のジブリパークにも1日だけ足を運んできたよ」とクワイメさん。東京では陸上の世界選手権も観戦し、日本滞在を思う存分満喫しているそうです。
「みんな夢中になっている光景が信じられない」
そんなふたりがとくに驚いたのが、日本の治安の良さです。クワイメさんは、駅前や繁華街でスマートフォンを片手に歩く人々を見て、思わず目を疑ったといいます。
「日本だと歩きながらとか、夢中でスマホをいじっている人が多いけど、ロンドンだったら絶対にできない」
アナさんも「手に持っていてもスマホを盗られるのよ。バイクとかでね。だからロンドンでは、スマホが自分の身から離れないように、だいたいチェーンとか紐で首からさげて、簡単に盗られないようにしないといけないの」と説明。そして、「これほどみんながスマホに夢中になっている光景が信じられない」と驚きを語りました。
外務省が発表している「英国安全対策基礎データ」によると、「イギリスの治安は比較的良好というイメージがありますが、2023年に警察に報告のあったイングランドおよびウェールズにおける犯罪の総数は約549万件であり、これは日本の2023年の刑法犯総数の7.8倍」です。
路上強盗やひったくりにも注意が必要で、「歩きながらのスマートフォンの操作やイヤホン等を使用しながら歩くことは避ける。屋外でスマホを利用している際にひったくりに遭うケースが報告されているので、やむを得ずスマホ使用の際は周囲の状況に注意する」と呼びかけています。
こうした状況からも、日本とは治安の面で大きく異なることがわかります。アナさんとクワイメさんは、日本での安全な旅を楽しんでいるようです。
(Hint-Pot編集部)
