日本を訪れる外国人観光客が感動するのは、おいしい日本食や観光地の美しさだけではありません。日本人の振る舞いや、きめ細やかな心配りに心を打たれる人も多くいます。オーストラリアから訪れた男性も、旅行中に体験した日本の接客文化に深い感銘を受けたといいます。いったい、どのような点に驚いたのでしょうか。

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初めての日本で古都から温泉まで満喫

　オーストラリアのシドニーから、恋人のジョージアさんとともにやってきたダンさん。日本へ来るのは今回が初めてで、東京や京都、奈良、大阪、箱根と、定番の観光ルートをめぐりました。

「京都は街の作り方がブロックになっていて歩きやすかったよ。ちゃんと計画して街ができたんだと感じた。京都はアメージングだったけれど、奈良もとても良かったし、強羅の自然も美しかった」と振り返ります。

「必ず声をかけてくれる」日本の接客に感動

　各地をめぐるなかで、日本人がほかの人にぶつからないように歩いていることに気づいて驚いたというダンさん。「自然と周りを尊重しているからだね」と感心していました。また、ほかにも日本人の振る舞いで驚いたことがあるといいます。

「入店した際、店員さんにあいさつされることにびっくりしたんだ。帰るときも、必ず声をかけてくれる！　オーストラリアだったら、店に入って、認識されていると感じることはまずないよ」

　ダンさんは、どんな店でも必ず「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と声をかけてくれる日本の接客に感動。このような日本独特の接客文化は「おもてなし」という言葉に象徴され、2013年の東京オリンピック招致プレゼンテーションでも世界に向けてアピールされました。

　初めての日本旅行を満喫したダンさん。美しい景色や食体験だけでなく、日本人の温かい心配りも、忘れられない思い出になったようです。

（Hint-Pot編集部）