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オーストリア人「なんで誰もはいていないの?」 残暑の日本で浮かんだ疑問 「順応しなくちゃ」ととった行動とは
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日本を訪れた外国人の多くが関心を寄せるのが、日本独自のファッション文化です。オーストリアから来た2人組も、残暑が続くなかで見た日本人のある服装に、驚きを隠せなかったといいます。いったい、どんな光景を目にしたのでしょうか。
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母から聞かされていた日本「来てみたかったんだ」
オーストリアの首都・ウィーンから来たマックスさんとヤコブさん。マックスさんの母親が仕事で頻繁に日本を訪れていることから、大学の夏休みを利用し、友人のヤコブさんを誘って来ました。
「母が日本のことをよく教えてくれるから、来てみたかったんだ。日本はふたりとも初めてだよ」
大阪や京都、神戸、伊豆、そして東京と、計3週間の滞在です。それぞれ特徴的な風情のある地域ですが、そのなかでマックスさんは、東京が印象に残っているといいます。
「訪れたなかでは、東京がすごく刺激的で楽しい。インドアゴルフに行ったり、下北沢に古着を見に行ったり、神社やお寺に行ったり。アクティビティが尽きないよ。食の体験も無数にあるしね」
真夏なのに…「なんで?」
東京に滞在中、マックスさんは街行く日本人のファッションについて、ある疑問を抱きました。
「信じられないくらい暑いのに、なんで誰も半ズボンをはいていないの? 僕たちも順応しなくちゃと思って、あえて長ズボンをはいているんだよ……」
欧米では、気温が高くなれば半ズボンやショートパンツをはくのが一般的ですが、日本では、暑い季節でも街中で長ズボンをはく人が多く見られます。マックスさんとヤコブさんは、日本で過ごすうちにこの違いに気づき、日本スタイルに合わせているといいます。
文化の違いを受け入れ、現地の空気になじもうとする姿勢が印象的なふたり。残りの滞在期間も、日本ならではの体験を楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
