カルチャー
「あまりいなくて驚いたわ」 スペイン人が「全然違うなって感じた」日本人のファッションとは
公開日: / 更新日:

円安効果もあり、多くの外国人観光客でにぎわう日本。初めて日本を訪れるスペイン人カップルも、その恩恵を受けて念願の日本旅行を実現させました。日本での滞在を通し、グルメや観光以外にも気になったことがあったといいます。いったい、どんなことに驚いたのでしょうか。
◇ ◇ ◇
「円安ですごい安いから!」 15日間の日本旅行を満喫
スペイン南東部のアリカンテから訪れている、アルバさんとクリスチャンさん。15日間の滞在予定で、東京を拠点にさまざまな場所をめぐる予定です。
「日本はとても人気あるし、今はなんといっても円安ですごい安いから!」とアルバさんは初訪日の理由を笑顔で話します。円安や日本食ブームなどにより、ヨーロッパからの観光客にとって、日本は人気の旅行先のひとつになっているようです。スペインからの観光客数も2024年には18万2300人と過去最高を記録しています。
肌を隠している人が多いことに驚き
さまざまなシーンで文化の違いを感じたアルバさん。到着直後から気づいたことがあるそうです。
「まず全然違うなって感じたのが、日本人の服装。みんな長袖や長いスカート、パンツを履いていて、肌を隠しているよね。ショートパンツの人やノースリーブ、キャミソールで歩いている人があまりいなくて驚いたわ。逆に、私たちはすぐに肌を出そうとするから(笑)」
地中海性気候のスペインでは、夏の暑さや日差しが厳しく、日中の気温が40度を超えることも珍しくありません。そのため、ショートパンツやタンクトップ、ワンピースなど、涼しさや効率を重視したファッションが一般的です。とくにふたりが暮らすアリカンテがあるバレンシア州では、ビーチリゾート地としての文化も影響し、カジュアルで開放的な服装が好まれているようです。
TPOを重視する日本の社会では、公共の場での服装にも一定の配慮が求められる傾向があります。また、紫外線による肌への影響を気にする文化も根強く、美白を保つために長袖や丈の長いボトムスを着用する人も多く見られます。
まもなく終わりを迎える15日間の滞在で、ふたりは日本の文化をたっぷりと感じた様子。また日本に遊びに来てほしいですね。
(Hint-Pot編集部)
