カルチャー
「日本ではあり得ない」 ウクライナ人が日本に3年住んだら…「んー」と思うようになった意外なファッションとは
公開日: / 更新日:

日本を訪れた外国人が驚くのは、グルメや観光だけではありません。日常のなかにある服装やマナーの違いが、印象に残ることもあるようです。日本で暮らしていたウクライナ出身の女性も、とくにファッションに対する感覚の違いに戸惑いを覚えたといいます。いったい、どんなことだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
3年間の日本滞在ですっかり日本式に
ウクライナから来日し、京都で約3年間生活したオクサナさん。違う国で新しい仕事を見つけ、間もなく日本を離れる予定です。
日本での生活を通じて、生まれ育ったウクライナとの違いをありありと感じたことがあったそう。
「ウクライナではブラを着けずにタンクトップやキャミソールを着るのはよくあることだけど、日本ではあり得ないですよね」
欧米では、2010年代にSNSを中心に盛んになったムーブメントの影響もあり、快適さや身体への負担軽減を求めて、積極的に下着を外す選択をする人も増加。また、コロナ禍で在宅が多くなったことも影響し、フランスでは若い女性の約20%がブラを着けないという調査結果が出ました。
「日本に住み始めてから、私もブラを着けずに服を着ることはなくなったし、ブラを着けていない外国人観光客を見かけると、んーと思ってしまいます」
「足は出すのは不思議です」
すっかり日本の文化になじんだ様子のオクサナさんですが、一方で疑問も浮かんで来たそうです。
「日本人は肌を見せるファッションはあまりしないけど、ミニスカートなどで足はよく出しますよね。上半身は隠すのに、足は出すのは不思議です」
日本でミニスカートが好まれる理由のひとつとして、「カワイイ文化」が根づいていることが挙げられるでしょう。元気さやあどけなさを表現するファッションとして、アイドルの衣装やストリートファッションにも多く取り入れられています。
この「カワイイ文化」は近年、海外からも注目を集めています。アニメやファッションを通じて発信される“かわいさ”は、日本独自の美意識として世界でも高く評価されています。
まもなく日本を離れるというオクサナさん。これから行く国でも、文化の違いを楽しんでほしいですね。
(Hint-Pot編集部)