Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

カルチャー

イタリア人「クリエイティブな刺激があります」 日本の「アーティストの街」で魅了された文化 購入したアイテムとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

イタリア・ペルージャ在住のエマヌエル・ルベッリーニさん【写真:Hint-Pot編集部】
イタリア・ペルージャ在住のエマヌエル・ルベッリーニさん【写真:Hint-Pot編集部】

 伝統文化から最先端のポップカルチャーまで、外国人を魅了する多様な文化が共存する日本。歴史ある神社仏閣から洗練された和食、若者文化の発信地まで、その幅広さは訪日外国人に深い感動を与え続けています。イタリア・ペルージャで、折り紙&くす玉アーティストとして活動するエマヌエル・ルベッリーニさんも、日本の魅力に心を奪われたひとり。訪日中に訪れた街で、日本文化の美しさに触れる特別な体験をしたといいます。いったい、どんな出合いがあったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

独学で日本語を習得 2024年に念願の初来日

 イタリア中部の美しい古都・ペルージャで、折り紙&くす玉アーティストとして活動するエマヌエル・ルベッリーニさん。日本文化に強い関心を持ち、2019年から日本語を独学し始めました。コロナ禍の時間を有効に活用し、熱心に学習を続けた結果、2023年には日本語の試験N4に見事合格。

 そして2024年7月、ついに念願の初来日が実現します。2週間の滞在で、最初の1週間は京都、大阪、奈良といった関西地方の古都をめぐり、日本の伝統文化に触れました。後半の1週間は東京に移動し、現代日本のエネルギーを肌で感じる時間を過ごしたそうです。

「アーティストの街」原宿で受けた刺激

 アーティストとして活動するエマヌエルさんにとって、東京滞在で最も印象深かった場所が原宿です。この街が持つ独特の雰囲気に、心を大きく震わされたといいます。

「私はアーティストなので、原宿が好きです。とても大好き。流行の先端でアーティストの街だから、とても気に入りました」と語るエマヌエルさん。原宿の街を歩くこと自体が、刺激的な体験だったようです。

 原宿は竹下通りをはじめ、裏原宿、表参道など、エリアごとに異なる文化が息づく街。ストリートファッション、現代アート、カフェ文化など、若者の創造性があふれる場所として、国内外のアーティストたちに刺激を与え続けています。

「洋服の店も、めちゃくちゃおしゃれでした。クリエイティブな刺激があります」と振り返るエマヌエルさん。原宿の個性的なファッションに感激するなかで、日本ならではの文化にも触れました。

「着物を売っている店もあって、そこで着物と美しい帯、エレガントな羽織も買いました」

 着物は、長い歴史を持つ日本の伝統的な衣装です。繊細な染めや織りの技術、季節を表現する柄、美しいシルエットが、多くの外国人観光客を魅了しています。

 エマヌエルさんが選んだ一着はきっと、イタリアでの生活に新たな彩りを加えることでしょう。原宿という、伝統と現代が交差する街で出合った着物は、エマヌエルさんにとって単なる衣装ではなく、日本文化の奥深さを象徴する特別な存在となったようです。

(Hint-Pot編集部)