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「フランスにはないんです」 フランス人シェフが日本のおもてなし文化に感動 取り入れた意外なものとは
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日本独特の「おもてなし」文化を、フランス流にアレンジして取り入れる外国人シェフがいます。フランス人YouTuberのオレリアン・プダさんが、日本でカフェを開業したフランス人シェフに、感銘を受けた日本文化について質問。シェフが選んだのは意外にも、日本人にはとても身近なものでした。
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「日本人は世界一おもてなしの心が優れています」
東京・代官山にあるフレンチモダンカフェ「シャルルアンリ」のオーナーシェフ、シャルルアンリ・ルブーグさん。パリのジョエル・ロブションをはじめ、世界各国の星付きフレンチレストランで腕を磨いてきた経歴の持ち主です。そんな本格派のフランス人シェフが、日本の文化に深く感銘を受けていました。
オレリアンさんが自身のYouTubeチャンネルに投稿したショート動画「シェフのこだわりはそこまで? 日本からのインスピレーション」で、シャルルさんに興味深い質問を投げかけています。
「フランス人として日本でお店を開業されて、フランスにはない日本の文化でお店に取り入れたものはありますか?」
すると、シャルルさんは「日本には『おもてなし』というものがあり、日本人は世界一おもてなしの心が優れています」と前置きした上で、お店に取り入れた日本文化を紹介しました。シャルルさんが挙げたものは、なんと「おしぼり」でした。
フランス流のエレガンスが加わった特別なおしぼり
「フランスにはないんです」とシャルルさんが説明するように、おしぼりは日本独特のサービス。しかし、シャルルさんはただ導入するだけでなく、そこにフランス流のおしゃれさを融合させました。
使い捨てタイプのおしぼりですが、花モチーフが付いた金のリングを装着し「フランスタッチ」と特別感を演出。さらに、オリジナルの香水で香りもつけているというこだわりぶりです。
日本の心遣いの文化である「おもてなし」と、フランスの美意識が見事に調和。星付きレストランで培った繊細な感覚が、身近なおしぼりという存在を特別なものに昇華させています。
「素敵すぎます」と絶賛の声続々
日本の「おもてなし」の心を理解し、それを自国の美意識と融合させて表現するシャルルさん。動画のコメント欄には「そういえば向こう(フランス含む海外)にはおしぼりってないですよね」と、おしぼり文化が日本特有のものであることを再認識したという声が。
また、「日本とフランスのおもてなしがこんなにおしぼりを素敵にするなんて!!」「考え方も心配りも素敵すぎます」など、称賛の声が寄せられています。
(Hint-Pot編集部)
