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「これが固定観念か…!」 フランスでは「すごくおしゃれ」 好評だった日本の小学生の定番アイテムとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

フランスでの反応をリサーチしたアマンディーヌさん(画像はスクリーンショット)
フランスでの反応をリサーチしたアマンディーヌさん(画像はスクリーンショット)

 ファッションは国や地域によって、受け止め方やトレンドの取り入れ方が異なります。フランス人の人気YouTuber・アマンディーヌさんは、自身のYouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonsoirTV」の「夢応援プロジェクト」でサポートした、革職人のマチルドさんと再会。フランスの街で、ふたりが日本の定番アイテムについて調査すると、日本とは違う意見がたくさん得られたようです。

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フランスでファッションアイテムとしての反応をリサーチ

 アマンディーヌさんは昨年、日本に対して夢を持っているフランス人をサポートする「夢応援プロジェクト」企画を実施。さらに、新企画として、夢を後押しした人の“その後”に迫る「あの人は今…」をスタートさせました。

 最初に会いに行ったのは、応募者175組以上の中から選ばれ、日本のランドセル作りを体験したフランス人革職人・マチルドさんです。前回の近況報告に続き、今回はフランスのトノンを訪れました。

 フランスでランドセルを広めたいマチルドさんと一緒に、アマンディーヌさんは街の人たちにランドセルをどう思うか、ファッションアイテムとしての改善点などをリサーチ。アマンディーヌさんはマチルドさんが作った緑のランドセル、マチルドさんは視聴者からプレゼントされた赤いランドセルを背負って、街を歩きます。

「フランスの大人が使っても、なじむと思いますか?」

 最初にランドセルに興味を示してくれたのは、愛らしい犬を連れて歩いていた母娘です。お母さんは以前、ランドセルを紹介する番組を観たといい、日本のアイテムとは知らなかったものの興味があったそう。

 マチルドさんが日本の小学生の通学カバンと説明し、「フランスの大人が使っても、なじむと思いますか?」と聞くと、「すごくなじんでいるわ」「すごくおしゃれで、きれいです!」と口々に称賛。

 ただ、サイズが大きいのは、ふたりとも気になる様子。お母さんは「女性が背負うなら、ある程度は上品な見た目がいいからね。カメさんにならないようにね」とアドバイスしたうえで、「コンセプトが最高すぎます」と機能性やファッション性の高さを絶賛しました。

 積極的にランドセルへの評価を語ってもらい、幸先のいい反応に、マチルドさんとアマンディーヌさんはとてもうれしそうです。

 続いて話を聞いた、スイスから来た女性は、実際に背負うと使い心地が気に入った様子。「めっちゃいいですね! しっかりとフィットしています!」と笑顔になりました。色や柄についての話で盛り上がるなか、この女性からも「サイズはもう少し小さいほうがいいと思う」との意見が。

 そのほか、3歳の男の子を連れた母親は「モダンとレトロ感の混ざったカバンは珍しい!! かっこいいですね」と称賛しつつ、パリで使うなら自転車にかけられる仕様になると「フランスで売れると思います!」と提案。参考になるアイデアの数々を、マチルドさんは笑顔でメモに残しました。

 小学生のカバンという先入観のない現地の人たちの反応に、コメント欄には「こんなにも日本のランドセルを他国が評価してくれるなんてうれしい限り!」「日本人としてはランドセルを大人が背負うという視点がすでに斬新です。洗練されたフランスの方のファッションセンスは素晴らしいですね!」「外国人の大人が背負ってるとランドセルが一気におしゃれアイテムに見えるのすごい……これが固定観念か……!」などの声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)