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「とてもエレガントで美しい」 イタリア人が日本の伝統文化に感動→友人にも買ったお気に入りのアイテムとは
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長い歴史の中で育まれてきた独自の美意識と、それに基づいた伝統工芸品が数多く存在する日本。それらは今も、世界中から訪れる人々を魅了し続けています。訪日経験があるイタリア人女性も、日本ならではの美しさに心を奪われたひとりでした。彼女がとくに気に入ったものとは、なんだったのでしょうか。
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東京の街で見かけた日本人のファッションに感激
イタリア・ミラノ在住のマリレーナ・リオネッティさん。2024年に初めて日本を訪れ、2週間ほど滞在しました。東京の街を散策するなかで、日本の文化に触れたといいます。
そんなマリレーナさんにとって、とくに印象に残っているのは、街ゆく人々の装いでした。「東京はいろいろなファッションがあって、見ていておもしろい」と振り返ります。
世界的なファッション都市として知られるミラノで暮らすマリレーナさんですが、日本人のファッションの多様性に驚いたそうです。
「日本はみんな美しい装いをしていた。おばあさんも上品だった」
年齢を問わず、一人ひとりが自分らしいスタイルを楽しんでいる様子に、心を掴まれたようです。
包丁や徳利…日本ならではのアイテムを購入
滞在中、イタリアにはない、日本ならではのアイテムにも出合ったというマリレーナさん。その繊細さと機能性に、深く感銘を受けたようです。また、お土産選びにも、日本の伝統が反映されていました。
「障子やふすま、たたみがとても好き。ちょうちんも、とてもエレガントで美しいと思う。お土産には、お酒を飲む徳利とお猪口を買ったのよ」
日本の伝統工芸品への関心は、実用品にも及んだようで「包丁も買ったの。刺身包丁を3つ。日本の包丁はよく切れるから」とも明かしてくれました。日本の職人技への信頼が感じられます。
そして、マリレーナさんが最も魅了されたのが、日本の着物でした。近年、着物は外国人観光客の間でも人気が高まっており、レンタルして観光地をめぐる姿を見かけることも珍しくありません。
「着物が好き。自分には、男性ものの黒い着物を買ったわ。生地にとても質の高い絹が使われていたの。中に絵が描かれていて、繊細でとても美しい。友達には、ピンクの花柄のきれいな着物を買ったのよ」
2週間という短い滞在ながら、日本の伝統美に触れ、その魅力を存分に味わったマリレーナさん。次に日本を訪れる際は、さらに多くの日本の美を発見できるといいですね。
(Hint-Pot編集部)
