外交官が公用車として選ぶ車には、その国との関係性や敬意が表れることもあります。日本に駐在する各国の大使たちも、それぞれの思いを込めて車を選んでいるようです。ジョージアの駐日大使館で特命全権大使を務めるティムラズ・レジャバさんは、ドナルド・トランプ米大統領来日時の車列に関連して、X（ツイッター）アカウント（@TeimurazLezhava）で自身が使用している車を紹介。車に貼られたステッカーにも注目が集まっています。

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トランプ大統領車列で話題になった「センチュリーSUV」

　27日から29日まで来日していた、トランプ大統領。皇居への移動時、厳戒態勢が敷かれるなか、車列にはトヨタ自動車の最高級車「センチュリーSUV」が加わり、日本の伝統と格式を象徴する車両の起用が注目を集めました。

　そんななか、自身が使用している車の写真を投稿し「トランプ大統領の車列が話題ですが、私の車も負けていないでしょう」とユーモアを交えてコメントしたティムラズさん。投稿された写真には、黒塗りの堂々とした車両が写っています。

　ティムラズさんが紹介したのは、トヨタ自動車の「クラウン」。1955年の誕生以来、日本の高級車の代名詞として親しまれてきた車種です。長年にわたり、日本のビジネスシーンや公用車として活躍してきました。

　さらに、車両の後方窓には、北海道テレビ（HTB）制作の人気バラエティ番組「水曜どうでしょう」のステッカーが貼られていました。俳優でタレントの鈴井貴之さんと大泉洋さんが出演し、独特のゆるさとユーモアで全国的な人気を誇ります。このステッカーの存在は、ティムラズさんが日本の文化を表面的ではなく深く理解し、楽しんでいることの証といえるでしょう。

　投稿のリプライ（返信）には「日本の伝統的な高級車クラウンに乗っていただいて、ありがとうございます」「黒塗りの外ナンバーは、限られた人しか乗れませんし、かっこいいです」など、高級感あふれる車を絶賛する声が。

　また、「まさかの大使館車両に水曜どうでしょうステッカー!?」「最高すぎー！　日本的なノリを理解しておられるw」など、このステッカーに気づいた人々からは、驚きと喜びの声が続々と寄せられています。

（Hint-Pot編集部）