ホテルに宿泊する際、夜食などでカップ麺を食べる人も多いでしょう。しかし、思ったよりも量が多くて食べ切れなかったり、スープを残してしまったりすることも……。そんなとき、どう処理すればいいのか迷ってしまった経験はありませんか。全国にホテルを展開する東横インは、公式TikTokアカウント（toyokoinn_official）で、カップ麺の残り汁処理について動画で紹介しています。

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トイレなどに流すと設備トラブルにつながる可能性も

　同ホテルが「泣く泣く食べ残した具やスープ、どうすればいいのか迷うときありますよね」とメッセージを添えた動画には、客室でカップ麺を食べる宿泊客の姿が映っています。食べ進めていったものの、少し残してしまい「もったいないけど、もう食べられない……どうやって捨てればいいんだろう……」と困り果てた様子です。

　悩む宿泊客に対して、「基本的にはチェックアウト時にそのままでOK！」とテロップで説明。さらに「ゴミ箱の近くにあると助かります！」とも添えられており、無理に処理する必要はないことを伝えています。

　カップ麺のスープに含まれる油分は冷えると固まりやすく、シンクやトイレに流すと排水管の中でほかの汚れと混ざり合い、落ちにくい汚れの層を作ってしまいます。こうした蓄積が排水管の内径を狭め、詰まりの原因につながることも。

　さらに、カップ麺には細かな麺のかけらや具材が残りがちで、これらの固形物も詰まりを助長する要因に。油分が時間とともに腐敗すれば、悪臭が発生して室内に広がるケースも考えられます。

　動画のコメント欄には「そのままでいいんですか!?　申し訳ないと思って頑張って飲み干すか、少し残ったものはティッシュに吸わせて捨ててました！」という声や、「袋二重して捨ててもらえるといいかなぁ」といった配慮を示すコメントが見られました。

　ホテルでの夜食は、旅の楽しみのひとつでもあります。食べ残してしまった場合の処理方法はホテルによって異なるため、自己判断せず不安なときはフロントに確認するのが確実。適切なマナーを守りながら、快適なホテルステイを楽しみたいですね。

（Hint-Pot編集部）