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「アメリカではもう、あまりやらない」→「本当に親切」 アメリカ人が日本で感動… 主流ではないシステムが生んだ「優しかった」出来事とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

アメリカ人YouTuber・ジェイソンさんの妻・リネルさんと、息子のエライジャくん(スクリーンショット)
アメリカ人YouTuber・ジェイソンさんの妻・リネルさんと、息子のエライジャくん(スクリーンショット)

 思いやりや気配りが自然にあふれる日本では、なにげない日常のなかで、人の温かさに触れる瞬間がしばしばあります。そんな日本の魅力を世界に伝え続けているのが、アメリカ人YouTuberのジェイソンさんです。妻のリネルさん、息子のエライジャくんとともに、日本でのさまざまな体験を動画で紹介しています。8度目の旅では、家族で沖縄を訪れました。ところが、旅の途中でちょっとしたハプニングがあったといいます。日本人の親切さに触れた出来事とは、なんだったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

沖縄で出合った思いやり

 日本に到着後、まずは沖縄を旅していたジェイソンさん一家。滞在中には、サーターアンダギーの専門店を訪れました。ところが、会計のときに思わぬトラブルが。その店は現金払いのみで、いざ支払おうとした瞬間、財布の中に現金がないことに気づいたのです。

「たぶん、エライジャがさっき遊んでいて(現金を)出しちゃったみたいで」とジェイソンさん。困っていると、見知らぬ若い男性がそっと、代わりに支払いを済ませてくれたといいます。

「すごく優しい若い男性が代わりに払ってくれました。本当に親切な出来事でした」とジェイソンさん。リネルさんも「とても優しかったね」と振り返りました。

現金文化が残る日本ならではの光景

 日本はキャッシュレス化が進む一方で、主要各国に比べると、現金払いの比率がまだまだ高いのが現状です。背景には、現金への信頼の厚さや、導入コスト・手数料の問題があるといわれています。

 別の動画で、リネルさんは日本の“コイン文化”に驚いたことを紹介していました。カプセルトイの販売機、飲食店の券売機、コンビニエンスストアなど、小銭を使う機会が多い日本。小銭入れを持ち歩き、正確に支払う日本人の姿は、外国人にとって新鮮に映ります。

 そうした様子に感心したというリネルさん。アメリカではキャッシュレスが主流になりつつあるため、「アメリカではもう、あまりやらないから、私はそれがクールだと思う」と語っていました。

 今回の出来事も、日本らしい温かさを感じさせるものだったことでしょう。動画のコメント欄には「ドーナツ代を払ってくれた青年、素晴らしいですね(涙)」「日本を楽しんでくれてうれしい」「日本全国を回ろうという気持ちが本当に素敵」といった温かいメッセージが、多数寄せられています。

 ハプニングから生まれた、心温まる出会い。ジェイソンさん一家にとって、“日本の優しさ”を改めて実感する出来事だったようです。

(Hint-Pot編集部)