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「本当に気に入った」 フランス人の母が感激 日本の伝統的お菓子で味より先に魅了されたポイントとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

日本のお菓子に感激する、オレリアンさんのお母さん(スクリーンショット)
日本のお菓子に感激する、オレリアンさんのお母さん(スクリーンショット)

 日本の食品パッケージは、世界的に見ても非常に優れたデザインに加え、機能性を兼ね備えています。開封のしやすさや保存性、再密封性など、細部にまで配慮が行き届いており、日本のものづくりの精神を象徴するものといえるでしょう。日本で暮らす、フランス人YouTuberのオレリアン・プダさん。来日した両親に日本のお菓子を渡したところ、お母さんが意外なところに目をつけました。いったい、どんなところを気に入ったのでしょうか。

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ジッパー付き袋に大興奮

「日本のルマンドがフランス人に大ウケすると聞いたので両親にあげてみた……」とのコメントで、自身のインスタグラムアカウント(bebechan_france)に動画を投稿したオレリアンさん。来日していた両親に、ブルボンの「ひとくちルマンド」を差し出しました。

 すると、封を開け始めたお母さんが、思わぬところに注目します。「日本のパッケージ好き。開けやすいし、また開けられるし!!」と目を輝かせながら感激したのは、ジッパー付きの袋。そして、ひとくちサイズのルマンドを見て「かわいいわ」と笑みを浮かべました。

 実際に食べてみて、その味にも感動した様子の両親。お母さんは「この食感最高」と大満足し、お父さんも「超おいしい!」と声を上げました。

 層になったクレープ生地の軽い食感と、甘さを控えたココアクリームが特徴的なルマンド。1974年に発売され、昨年50周年を迎えた、日本の伝統的お菓子です。オレリアンさんによると、フランスにはルマンドに似た「ガボット」という「薄いクレープ生地をくるっと巻いて、中にチョコレートが入ったサクサクのお菓子」があるといいます。

 味わいを確かめるお父さんは「最初は食感が印象的だったから、今度は味をチェックしなきゃ」と真剣な表情。お母さんも「(味は)けっこう上品ね」と、その繊細な味わいを評価します。すっかり気に入ったのか、お父さんはひとりじめ状態に。「おいしい! 素晴らしい!」と食べる手が止まりません。

 お母さんは、味や食感はもちろん「本当にこのパッケージが気に入った!」と、改めてパッケージに魅了された様子でした。

 日本では当たり前のように使われている、ジッパー付きのお菓子の袋ですが、海外では必ずしも一般的ではありません。こうした消費者のニーズに寄り添った工夫は、日本の食品メーカーが長年積み重ねてきた、技術とアイデアの賜物といえるでしょう。

 コメント欄には「褒めてもらえてうれしい!」「味はもちろんのこと、パッケージデザインを褒めるところがさすが」といった声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)