愛犬の成長を記録に残そうとする飼い主さんは多いでしょう。X（ツイッター）ではあるものを撮影しようとした飼い主さんと、その様子を見て思わず“お手”だと勘違いをしてしまったトイプードルの微笑ましい写真が話題を呼んでいます。飼い主さんに詳しいお話を伺いました。

　◇　◇　◇

抜けた歯を撮影する様子に勘違いしたいぬ

「これは抜けた歯を撮影しようとしている手を、お手だと勘違いしているいぬ」

　そんなコメントと共に投稿された写真には、グレーのソファの上にちょこんと座る、ふわふわのトイプードルの姿が写っています。前足をあげて飼い主さんの手のひらに“お手”をしようとしていますが、そこには、抜けた小さな乳歯がちょこんと乗っています。

　飼い主さんは歯の記念写真を撮ろうとしていたようですが、愛犬は“お手”とかわいい勘違いをしたようです。

　この微笑ましい光景がXに投稿されると、4.9万件もの“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「かわいい！　勘違い」「やだ……天使……？」「『だれの歯～』『はぁーい！』に見えてとてもかわいいです」など、その愛らしい勘違いに心を奪われる声がたくさん寄せられています。

“お手”だと勘違いする獅子王丸くん

　愛らしい“勘違い”をしたのはシルバートイプードルの「獅子王丸（ししおうまる）」くん。生後6か月の男の子です。迎えたときはとても小さかったため、ライオンのように大きく強くなってほしいという願いを込めて名付けられました。賢く甘えん坊な性格で、チャームポイントは短い尻尾です。

　飼い主さんは小型犬を迎えることだけは決めていたものの、犬種は決めていませんでした。そんなとき、ふらっと入ったペットショップの店先にいた獅子王丸くんにひとめ惚れし、「絶対にこの子しかいない」と出会った当日に“スピードお迎え”をしたそうです。

　話題の写真が撮影されたのは、獅子王丸くんの4本目の乳歯が抜けた日のこと。飼い主さんは記念に写真を撮ろうと、手のひらに小さな乳歯を載せてカメラを向けました。ところが、その様子を見ていた獅子王丸くんは手のひらを見てお手のサインだと勘違いしてしまったようです。

　そんな獅子王丸くんのかわいい勘違いに「きゅんきゅんしました！」と笑顔の飼い主さん。撮影後は獅子王丸くんが大好きないぬ用のクッキーをあげたといいます。

　抜けた乳歯は「記念に大事に保管しております！」と飼い主さんは話します。獅子王丸くんの成長を実感できる乳歯は、今回の“勘違い”もあって、きっと忘れられない思い出になったに違いありません。

○取材協力：いぬ、ししおうまる（@sisiomaru_inu）さん

（Hint-Pot編集部）