結婚して家族ができても、独身時代からの友人関係を大切にしたいと思う人は少なくありません。しかし、家族のイベントと友人との予定が重なったとき、どちらを優先すべきなのでしょうか。YouTubeチャンネル「ハロー！ミキティ」で、視聴者の悩み相談に応える藤本美貴さん。今回は、男女混合の仲良しグループとのキャンプを、家族の予定より優先しようとする夫に悩む女性から相談が。厳しい口調でアドバイスしました。

　◇　◇　◇

2回も日程を変更　そのたびに家族の予定とかぶる夫

　相談者は30代の女性です。夫が、男女混合の仲良しグループでキャンプに行く予定があり、いつもなら「気をつけて行ってきてね。楽しんで」と送り出せるのですが、今回はあまりにひどい状況だと訴えます。

　ハロウィンに合わせて毎年行われる地元のお祭りには、キャンプの日程がかぶっていて行けませんでしたが、今年は幸い「みんなで行こうね」と約束していました。それにもかかわらず、もともと予定していたキャンプの日程がダメになり、次に決まったのが、お祭りの日の午前中に帰ってくるという日程でした。

　キャンプ仲間の女性が「午前中に帰ればいいじゃん」と言っていたため、それでいいと思ったという夫の発言に、女性は憤ります。そして「家族の約束を半分かぶらせるようなことを言っていること、旦那が私に相談もせず決めていたことに腹が立つ」と、女性は心情を吐露しました。

　そして翌日、キャンプの日がまた変わったというので日程を聞くと、今度はなんと娘の運動会の日。さすがにこれはひどすぎるとあって「その日、運動会だよ」と冷たく伝えました。すると、さすがに夫も「じゃあキャンプ行けないな」と言ったものの、その後「運動会終わってから行く」と言い出したそうです。

　女性が「娘の初めての運動会だよ。頑張った娘をねぎらわないの？　お疲れ様会しないの？」と言うと、夫は「え、お疲れ様会とかするの？」と返答。この考えの違いにショックを受けた女性は、「運動会にキャンプに行かせない私は、心が狭いのでしょうか？」と藤本さんにアドバイスを求めました。

「ダメに決まってんじゃん」　藤本さんが怒りの回答

　藤本さんは、開口一番「つらいですね」と共感。そして「私は最初の、そもそもの毎年のハロウィンのお祭りのときにいつもキャンプに行ってるって言ってるじゃないですか。もうその時点で嫌かも」と、家族の予定と毎年かぶる状況自体に疑問を呈しました。

　対応を聞かれると、藤本さんは即座に「行かせないよね。ダメに決まってんじゃん」と断言。コロコロとスケジュールが変わっていることについても「もう次変わったら今年なしね、面倒くさいから」と、はっきりとした態度を示しました。

　とくに、キャンプ仲間の女性が「午前中に帰ればいいじゃん」と言ったことについては「相談してくれるならまだしも、どこぞの女が言ったかわからない。午前中に帰れば良くない、で、それでいいと思ったのか。そいつはお前の嫁か」と痛烈に批判。「私だったら午前中に帰れば良くないっていうので、朝の6時半に帰ってきてくださいねって。こっちの予定には何も食い込まずに帰ってこられるなら行っていいです」と、厳しい条件を提示します。

　運動会終わりにキャンプへ行くという夫の発言についても、「ダメに決まってんじゃん。これ頑張ってたね、これ良かったねって言ってビデオを観ながら、反省会とかお疲れ様会するんだよ」と、家族で過ごす時間の大切さを強調。そして、3回もスケジュールを変更できているということは、運動会の日でなくてもまた合わせられるはずだと指摘します。

　最後に、藤本さんは「お前は嫁の言うこと聞かないでその女性の言うこと聞くのか、信じらんないっていうのはすごい詰めますね。ガン詰めですよ」ときっぱり。「たまには、やっぱり譲れないところもあるっていうのは、奥さんも主張していいと思います」と、相談者にエールを送りました。

　コメント欄には「子どもは中学生になったら父親と出かけたりすることが途端に減る。思い出を作れる時間はたった10年ちょっとなんだから、家族優先にしないともったいないよ」「イラつくとか悲しいじゃなくて、冷静にキモってなった」「いつ聞いても男女混合のグループって理解できない。彼女でも妻の立場でも絶対行かせない」など、藤本さんに同調する声が多数寄せられています。

（Hint-Pot編集部）