日本の豊かな自然環境は、多くの外国人を魅了する一方で、時に思わぬ不安を呼ぶこともあります。ハンガリー人男性も出張で何度も訪れている日本で、ある地域への訪問を前に心配になっていることがあるそうです。いったい、どうしてなのでしょうか。

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25年にわたり定期的に日本を訪れる

　ハンガリー出身で、10年前からドイツのミュンヘンで暮らしているフランツさんは、2000年に初めて日本へ来て以来、定期的に出張で日本を訪れているそう。今回も出張で1週間ほどの滞在する予定です。

　ほとんどの出張先は、会社がある東京と秋田で、両都市を頻繁に訪れています。翌日から秋田へ向かう予定のフランツさんは、ある情報を耳にして不安を募らせました。

「街中にもクマが出てきているんだってね。聞いているよ！　思わず『大丈夫なのか？』と問い合わせてしまったよ（苦笑）。僕は持っていないんだけど、熊鈴を持ったりしているんでしょう？　そもそも外出しないようにしないと。車で会社には行って、宿との往復だけにして気をつけないといけないね」

　秋田県ではクマによる人身被害が深刻化しています。2025年度の県内では、クマによる人身被害が60人を超えており、被害のほとんどが山ではなく人間の生活圏で発生。県は「人身被害が過去最悪となった2023年と同じ状況でクマの出没が多い。引き続き警戒してほしい」と注意喚起しています。

　長年、日本を訪れてきたフランツさんですが、今回のようにクマへの警戒が必要な状況はほとんどなかったとのこと。くれぐれも安全に出張を終えてほしいですね。

（Hint-Pot編集部）