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クマが民家に侵入 冷蔵庫からラザニアを奪い米国に戦慄 「信じがたい光景」
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クマによる被害が過去最悪のペースとなっている日本。米国でも、民家にクマが侵入し、器用に冷凍室を開けて食べ物を確保する姿が防犯カメラにとらえられました。人間慣れしているクマの様子に戦慄が走っています。
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誰もいないはずの家で防犯カメラが反応したのはクマ
クマが現れたのは、米コネチカット州バークハムステッドの民家。米誌「ピープル」など現地メディアによると、家主のヘレナ・リチャードソンさんの防犯カメラがその一部始終をとらえていました。
「その時間帯は家に誰もいないはずだったのに、防犯カメラが反応したので確認したところ、クマだったんです。まるで私が家でくつろいでいるときのように悠々としていて……信じがたい光景でした。私の母が作ってくれたラザニアが冷凍室に入っていたのですが、それをクマが取っていったんです」
防犯カメラがとらえたクマは、玄関の網戸を破り、キッチンに入ると一目散に冷蔵庫へ。前足で下段の冷凍室をいとも簡単に開けて頭を突っ込むと、口にはラザニアの入った袋が。そして冷蔵庫の下段に後ろ足を引っかけ、窓から外のウッドデッキへ去っていきました。35分間の出来事だったといいます。
同州エネルギー・環境保護庁は今年初め、人間への恐怖心がなくなり人間慣れしたクマがいることを住民へ注意喚起。「クマが冬眠から覚める3月下旬~11月は、屋外にある鳥のエサ箱などを撤去すること、ゴミは頑丈な容器などに入れ外部侵入を防ぐ場所で保管すること、バーベキューグリルは清潔に保管すること、ペットへの屋外でのエサやりやエサの放置はしないこと、屋外では常にペットを監視すること」など、クマに食べ物を与えることにならないよう対策を促しています。
(Hint-Pot編集部)