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まるでおとぎ話 クマの一家が民家のトランポリンで遊ぶ姿に米国で注目
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暖かくなると日本では、冬眠から目覚めたクマが山から人里へ降りてくるニュースをよく耳にします。それは米国でも同じのようです。コネチカット州ユニオンヴィルにある民家をクマの家族がたびたび訪れ、裏庭に置かれた遊具で遊んでいるそう。まるでおとぎ話のワンシーンのような光景が、米国で注目を集めています。
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お母さんグマと4匹の子グマが遊ぶ様子に昔を重ねる
クマの家族を夢中にさせた遊具。それは、人間の子どもたちにも大人気のトランポリンです。4月上旬頃、米コネチカット州ユニオンヴィルに住むオリビア・ジェルマーノさんの自宅敷地内の裏庭を、お母さんグマと4匹の子グマが訪れました。
自宅にやってくるクマの家族を、ジェルマーノさんはほぼ毎日観察していたそうで「彼らはトランポリンに乗るのが大好きなんです。遊ぶし、ジャンプもします。遊び半分で喧嘩もするし、本当におもしろいです。お母さんグマはときどき寝そべって、子どもたちが遊ぶ様子を見ています」と、米紙「マクラッチーニュース」に語っています。
クマの家族がトランポリンで遊ぶ様子を見ながら、ジェルマーノさんは昔を思い出していたようです。というのも、ジェルマーノさんには13歳から36歳まで5人の子どもがおり、クマの家族がトランポリンで遊んでいる様子を見ると、子どもたちが幼かった頃に自宅の庭で一緒に遊んだ記憶を思い起こすといいます。
クマの家族が訪れるようになって、すでに数年。ジェルマーノさんは長きにわたって見守ってきました。クマの家族は歩くのが遅く、訪れたとわかると、ジェルマーノさんは急いで自宅内へ避難。部屋からお母さんグマを眺めながら、「何を考えているんだろう?」といつも考えているといいます。
「子どもたちがリラックスして遊んでいるのを、お母さんグマは落ち着いて見守っているように見えるのですが、彼女(お母さんグマ)も私たち人間と同様に、心配事を心の内に秘めているのではないかと思うのです」
ジェルマーノさんは、クマの家族を「家族の一員」と言い、「彼らを見ることは素晴らしいことですし、子どもたちの成長を見るのも素晴らしいことです」と語っています。
(Hint-Pot編集部)