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「何これ怖い」 ハイキング中に謎の白い物体を発見→キノコかと思い近づくと… 東京の滝で撮影された不思議な光景に6.5万“いいね”
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滝のそばで見つけた、謎の白い物体――。その不思議な光景を撮影した写真が6.5万件もの“いいね”を集め、X(ツイッター)で話題になっています。最初はキノコだと思って近づいてみたところ、別のものだったようです。東京都檜原村の龍神の滝で撮影したという一枚について、投稿者のあっきー(@yamabocchi)さんにお話を伺いました。
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滝の横の濡れた岩に並ぶ白い球体
「滝の横にゆで卵みたいなのが落ちていたんだけれど何これ怖い」
そんな戸惑いのコメントとともに投稿された1枚の写真。そこには、苔むした黒い岩肌に、真っ白な卵のような物体がいくつも並んでいます。
白い物体は、水しぶきで濡れた岩の上で、まるでゆでたての卵のようにつやめいています。周囲には紅葉した落ち葉が散らばり、緑の苔とのコントラストが印象的です。
この投稿には6.5万件もの“いいね”が集まりました。また、リプライ(返信)には、「カッパかな?」「ヤモリかヘビの卵」「尻子玉……」といった、謎の物体の正体を推測する声が多数寄せられています。
遠目にはキノコに見えたけれど…大きさは鶏卵サイズ

あっきーさんは登山好きな両親とともに幼い頃から山に親しみ、社会人になってからは八ヶ岳や日本アルプス、奥秩父など、さまざまな山を歩いてきました。現在は月に1度の登山と毎週のハイキングを楽しんでいます。
ゆで卵のような謎の物体は、軽めのハイキングで訪れた東京都檜原村の龍神の滝で発見しました。
「龍神の滝は駐車場やバス停が近く、運動靴であれば誰でも数分で入れる場所です。特別な登山技術や経験を要する場所ではないものの、冬は凍結したり滑ったりしやすいので注意が必要です」
あっきーさんは白い物体に触れませんでしたが、鶏卵ほどの大きさだったといいます。また、この日は雨天で、かつ滝の横にあったため、白い物体はツヤツヤと光って見えました。
「遠くから見たらキノコだと思って、写真を撮ろうと近づいたら、見た目がゆで卵だったので、なぜここに? と疑問に思いましたね」
投稿後、リプライには、さまざまな意見が寄せられました。そこで、あっきーさんがアンケート機能を使い投票を求めることに。すると、1万2000票以上が集まり、最も多かったのは「爬虫類の卵」で56.8%と半数以上に上りました。
しかし、あっきーさんは季節的に爬虫類の卵とは考えづらいことや、鳥なら巣で囲われているはずだと判断。最も納得できたのは「龍神様へのお供え物」説だったといいます。
「卵は龍神様へのお供え物のようです。龍神様は卵が好物でお供えする風習があるんだとか」
滝の名前が「龍神の滝」であることから、この説には説得力があると感じたというあっきーさん。龍神を祀る場所は全国に数多くあり、奉納品は地域によって異なるものの、ゆで卵を供える例も少なくありません。
あっきーさんによると、ほかにも多くの声が寄せられ、「『芥川龍之介いわくかっぱは胎生』というのがおもしろかったですね」と話しています。
(Hint-Pot編集部)