日本の治安の良さは、世界中から訪れる外国人に高く評価されています。初めて日本を訪れたフランス人の高校生2人も、日本の安全性を象徴する、あるものが気になったといいます。いったい、何に注目したのでしょうか。

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家族とともに10日間の東京滞在

　フランス北部から家族とともにやってきた、高校生のレアンドロさんとラファエルさん。日本へ来るのは今回が初めてです。代々木に拠点を置き、渋谷や上野など東京都内をあちこち歩き回って楽しんでいるそう。この日は、谷中を散策中でした。

　東京の街を歩くなかで、ふたりは日本の特徴を感じていました。

「日本は道路にゴミが落ちていなくて、とてもきれい」と、レアンドロさんは驚いた様子。一方、ラファエルさんは「安全性の高さを感じたよ。だって、自動販売機が置いてあるでしょう！」と、母国との違いに目を見張りました。

　フランスでは盗難や破壊のリスクから、多くの自動販売機が屋内に設置されており、道端で見かけることはほとんどありません。また、景観を損なう場所では自動販売機の設置自体が認められないことも多く、日本のように道路沿いに設置されることはまれです。

「フランスにはほとんどないのに、日本にはたくさんあるよね」

　日本自動販売システム機械工業会によると、日本国内に設置された飲料用の自動販売機台数は、約221万台（2023年末時点）。世界的に見ても設置台数が多く、人口あたりでみれば、日本は“自動販売機大国”として世界トップクラスの普及率を誇っています。

　フランスでは見慣れない自動販売機が、街のあらゆるところに設置されているのを見て、治安の良さも感じたふたり。日本の安全で心地良い街の魅力を、しっかり味わって帰ってほしいですね。

（Hint-Pot編集部）