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「食後すぐ」はNG!? 冬の入浴で気をつけたい“命を守る”6つのポイント 政府広報が注意喚起

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

冬の入浴時に気をつけたいこととは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
冬の入浴時に気をつけたいこととは(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 冬の楽しみといえば、温かいお風呂。しかし、入浴のタイミングを誤ると、体に負担がかかり、命にかかわる事故につながるケースもあることをご存じでしょうか。政府広報オンラインの公式X(ツイッター)アカウント(@gov_online)は、「冬の入浴事故を防ぐ」よう、注意を呼びかけています。

 ◇ ◇ ◇

食後すぐの入浴が危険な理由とは

「冬の入浴事故を防ぐ」との書き出しで、同アカウントは高齢者やその家族に対し、注意を呼びかけました。「冬は、入浴中に気を失い、浴槽で溺れる事故が発生しやすくなります。その原因のひとつは、急な温度差による血圧の急激な変化です」と、冬場特有の危険性を説明しています。

 投稿に添付されたリーフレットでは、入浴中の事故を防ぐための6つのポイントが詳しく紹介されています。

・入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
・湯温は41度以下、お湯に浸かる時間は10分までを目安にする
・浴槽から急に立ち上がらない
・食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
・お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける
・家族は入浴中の高齢者の動向に注意する

 各項目には、詳細な説明も添えられています。

入浴事故は交通事故死の約3倍

 政府広報オンラインは今月12日、「交通事故死の約3倍!? 冬の入浴中の事故に要注意!」と題した特集ページも公開しています。特集内で紹介された厚生労働省人口動態統計によると、高齢者の浴槽内での不慮の溺死及び溺水の死亡者数は6541人で、交通事故死亡者数2116人のおよそ3倍にも上ります。

 もしも浴槽で意識を失っている人を発見したら、浴槽の栓を抜く、上半身が沈まないようフタにのせるなど可能な範囲で対応し、ただちに救急車を要請しましょう。応急手当の知識を身につけ、日頃から万が一に備えておくことも大切です。

「自分は大丈夫」という過信は禁物。入浴中の事故は、持病や前兆がない場合でも起こるおそれがあります。冬の入浴を安全に楽しむために、食後や飲酒後の入浴を避け、家族で声をかけ合いながら、体調に気をつけて入浴しましょう。

(Hint-Pot編集部)