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漫画

「だいたい原形とどめてない」 動物病院の待合室で聞こえてくる動物たちの名前 “あるある”を描いた漫画が話題に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:南兎(@sud_lapin2987)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:南兎(@sud_lapin2987)さん】

 ペットの名前は、飼い主から最初に贈られるプレゼント。特別な思いを込めて名付ける人が多いでしょう。そんな動物たちの名前にまつわる“あるある”を描いた漫画が、X(ツイッター)で合計8万件以上の“いいね”を集め、話題になっています。作者の南兎(@sud_lapin2987)さんに、詳しいお話を伺いました。

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診察の呼び出しで気になる「愛を込めたネーミング」

 ウサギとの暮らしを中心に、動物たちとの日常を描いた漫画を、Xで定期的(主に金曜日)に投稿している南兎さん。かわいらしい絵柄と、ほっこりするエピソードが人気を集めています。

 今回、注目を集めたのは、ペットたちの名前にまつわる“あるある”を描いた漫画。1つ目のタイトルは「待合室で呼ばれるいろいろなお名前がつい気になっちゃうという話」です。

 漫画には、動物病院の待合室で、次々と呼ばれる4組の飼い主とペットが登場します。1組目は「芝山茶太郎ちゃん」と呼ばれる黒い柴犬。「茶色じゃないんだ」など周囲の声を代弁するような気持ちが、吹き出しの中に描かれています。

 ほかにも、名前がかっこいいチワワや、イメージ通りかわいい名前のウサギ、名前まで気品あふれる猫も登場しました。

 さらに、投稿のツリーでは「愛を込めたネーミング」と題した続編も公開されています。1本目に登場した飼い主と動物たちの、家での様子がそれぞれ描かれました。

「芝山茶太郎ちゃん」は、「家で飼い主が呼ぶとき」には「ちゃた」という愛称で呼ばれています。ほかの3組も、それぞれ正式名称とはまったく違う、独特な愛称で呼ばれており、「だいたい原型をとどめてない」と締めくくられました。

 2つの漫画は、合計で8.7万件もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「わかります」「名前で呼ばれるたびにワクワクしちゃいそうですね」「あるあるすぎて笑っちゃう」など、共感の声が続々と寄せられています。

「#動物病院で見られる光景」シリーズの一作

Q. 今回の漫画を描いたきっかけは?
「以前反響があった、動物病院の待合室でたまに見る光景について描いた四コマ漫画をもっと広げて、短い物語としていろいろと描いてみようと思い立ちました。こうして書き始めたのが『#動物病院で見られる光景』の漫画シリーズです。そのうちのひとつが、今回の名前に関するお話でした」

Q. 実際に動物病院の待合室で聞いた名前で、とくに印象に残っているものは?
「印象に残った名前は、飼い主さんの名字とペットの名前を合わせて呼ぶと、有名人の名前になるような子です(あくまで例ですが、高倉ケンちゃん……のような)」

Q. 「だいたい原形とどめてない」とありましたが、なぜ気づいたのでしょうか?
「以前からSNSで多くの飼い主さんをフォローしていて、ペットちゃんたちと接する様子を見ていると、たまに『あれ? あの子の本名なんだったかな』と思うことがたびたびありました。ニックネームで呼んでいる飼い主さんが多いのだと思います」

Q. ご自身が一緒に暮らしているホーランドロップの「ひめ」ちゃんと「てん」ちゃん、そしてファンシーラット3匹については、違う名前で呼んでいるのでしょうか。
「ひめは『ひめちゃん』、てんは『てんてん』と呼んでいます。なんだか自然とそうなっていきました」

Q. 印象に残ったリプライは?
「“あるある”の声が微笑ましかったです。みなさん、病院での呼び出しには、つい耳を傾けてしまうみたいです。また『うちの子、こんな名前だけど今はこう呼ばれている』と、ペットのお名前変化の変遷が見られて楽しいコメントが多かったです!」

(Hint-Pot編集部)