無表情に見えて実は表情豊かなねこたち。部屋の中が荒れていて、ペットが物陰からバツが悪そうにじっと見ていた……という経験は、ねこの飼い主“あるある”ですよね。今回ご紹介する漫画にも、いたずらをしてテーブルの下から様子をうかがうねこが登場します。やってしまった自覚はあるようですが、飼い主さんが「大丈夫」と呼びかけると意外な反応が……？　ツイッター上で11.3万件の“いいね”を集めた作品について、作者のキュルZ（@kyuryuZ）さんにお話を伺いました。

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「気分屋なところもたまらなく好き」　キュルガのいたずら後の表情

　愛猫との何気ない日常を漫画にしている漫画家のキュルZさん。代表作「夜は猫といっしょ」（KADOKAWA刊）シリーズがアニメ化されるなど、2022年も大きな人気を集めました。

　作品に登場するのは、飼い主「ふーた」さんと主人公の猫「キュルガ」ちゃん。ともに架空のキャラクターですが、お話は実体験を基にしているため、猫好きからは共感の声も多く上がっています。

　今回話題になった作品は「いたずらしちゃった猫」がテーマ。物語は、飼い主のふーたさんが自室で本を読んでいると、階下から「ガンガラガラッ」と派手な物音が聞こえてくるシーンから始まります。

「きっと、愛猫のキュルガが何か落とした音」と想像しながら、リビングに向かうふーたさん。すると案の定、落ちた缶ケースが転がっていました。そしてキュルガちゃんは、そのすぐ近くにあるテーブルの下から、ふーたさんの様子をじっとうかがっています。

　まん丸の瞳が泳いでいる様子は、いたずらをした自覚を明らかに持っている証明。そこでふーたさんが「大丈夫だよ、出ておいで」と声をかけると、ゆっくりと出てきますが……。キュルガちゃんはまさかの反応を見せるのでした。

　その一部始終は猫飼いさんたちにとって“あるある”だったようです。ツイッター上で大きな話題になり、11.3万件の“いいね”を集めました。リプライ（返信）には「分かる～」「そんな気分屋なところもたまらなく好き」「めちゃこっち見てくるの分かる」「上目遣いかわいい」など共感の声が殺到。キュルZさんの愛猫を参考にしているだけあって、とてもリアルな目の動きやリアクションに、多くの人がほっこりしたのでした。